<令和5年10月25日>宮古市立新里中学校の「道路メンテナンス体験学習会」を開催しました!
県では、橋梁(約2,800橋)、トンネル(189箇所)をはじめとした約4,200kmの道路を管理していますが、建設後約50年以上を経過する橋梁の割合が現在の約4割(約1,070橋)から20年後には約8割(約2,160橋)と大幅に上昇する見込みであるなど、道路インフラの老朽化対策が深刻な課題となっています。
このため、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスの担い手の確保・育成を推進するため、令和5年度からの新たな取組として中学生を対象とした道路メンテナンス体験学習会を開催しましたので、お知らせします。
~建設業や道路メンテナンスの理解向上とインフラメンテナンスの担い手の確保・育成を推進~
令和5年10月25日(水曜)に開催した道路メンテナンス体験学習会には、宮古市立新里中学校の2~3年生の生徒11人が参加しました。
体験学習会の前半部分では、道の駅やまびこ館の敷地内にある宮古市薬師塗漆工芸館で、動画などを用いて、建設業や道路メンテナンスへの理解を深めました。
また、体験学習会の後半部分では、沿岸広域振興局土木部宮古土木センターが工事を進めている一般国道106号明戸橋橋梁補修工事の現場で断面修復工(左官工法)の作業や道の駅やまびこ館周辺の一般国道106号のアスファルト舗装の穴埋め作業などの道路メンテナンス作業を実習形式で体験しました。
体験学習会に参加した生徒達は、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、初めて体験した道路メンテナンスを興味深く学んでいる様子でした。体験学習会後には生徒達から以下のような感想がありました。
・ 「こんな大変な作業をしていることを知らなかった。改めて感謝の気持ちを感じた。」
・ 「普段何気なく走っている道路もいろんな人たちの努力が詰まっていると改めて思った。」
・ 「道路を守る作業をしてくれる人がいるおかげで自分たちが安全に通れていることが分かって楽しかった。」
・ 「今回体験してみて興味が出てきたので、建設業も視野に入れて職業をこれから考えていきたい。」
県では、本体験学習会を通じて、中学生に道路メンテナンスの必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスの担い手確保・育成を推進していきます。
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このページに関するお問い合わせ
沿岸広域振興局土木部宮古土木センター 道路整備課 道路環境チーム
〒027-0072 岩手県宮古市五月町1-20
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