<令和6年12月25日>宮古盛岡横断道路の環境改善の取組に係る現地確認を実施しました!
東日本大震災津波からの復興支援道路として整備した宮古盛岡横断道路(一般国道106号)について、開通から約3年半が経過し、道路利用者から待避所等のゆずりポイントが少ないなどの要望が出されていることを踏まえ、9月26日(木曜)に環境改善に向けた官民合同の現地調査を実施したところです。
現地調査結果を踏まえ、下り線(宮古市→盛岡市)の箱石地区と区界地区に新たなゆずりポイント(待避所)を整備することとし、10月から工事を進めてきたところですが、12月27日(金曜)から供用を開始します。
供用開始に先立ち、12月25日(水曜)に官民合同で整備状況等の現地確認を行いましたので、お知らせします。
~道路利用者の意見等を踏まえた宮古盛岡横断道路の環境改善の取組~
宮古盛岡横断道路は、岩手県が管理する唯一の自動車専用道路(簗川道路等一部区間を除く)であり、令和2年度末までに約52kmが開通し、約20kmの距離短縮及び約35分の時間短縮が図られたところですが、自動車専用道路と一般道路が混在(自動車専用道路:約42km、一般道路:約35km)し、開通後(令和3年度~令和5年度)の死傷事故の約9割が一般道路で発生しています。
令和6年7月に宮古土木センターが実施した道路利用者へのヒアリングでは、「後続車に通行をゆずりたくてもゆずれる場所が少ない」、「低速度車等が通行をゆずりやすい道路にして欲しい」などの通行をゆずることができる待避所等の整備に係る要望が多く出されたことから、令和6年9月26日(木曜)に宮古盛岡横断道路の環境改善に向けた官民合同の現地調査を実施したところです。
宮古土木センターでは、現地調査結果を踏まえ、下り線(宮古市→盛岡市)の箱石地区と区界地区に新たなゆずりポイント(待避所)を整備することとし、10月から工事を進めてきたところですが、12月27日(金曜)から供用を開始する見込みとなったことから、供用開始に先立ち、12月25日(水曜)に官民合同で整備状況等の現地確認を行いました。
現地確認には、明日を拓く宮古のみち女性の会、岩手県北自動車株式会社、公益社団法人岩手県トラック協会、宮古警察署等の関係者が参加し、宮古盛岡横断道路に新たに整備したゆずりポイント(待避所)の整備状況等を確認しました。
宮古盛岡横断道路は、上り線(盛岡市⇒宮古市)には7箇所のゆずりポイント(付加車線、待避所)が整備されていますが、下り線のゆずりポイント(付加車線、待避所)は3箇所と少なく、最長区間距離は約36kmにおよぶ状況でした。
今回、下り線の箱石地区と区界地区に新たなゆずりポイント(待避所)を整備したことにより、下り線のゆずりポイントは5箇所となり、最長区間距離も約21kmに短縮されます。
また、現地確認では、上下線の各ゆずりポイント(待避所)に整備した案内標識や、9月に実施した現地調査での要望を踏まえて整備したトンネルなど幅員狭小区間の路面標示整備状況についても確認しました。
宮古土木センターでは、下り線の箱石地区及び区界地区への新たなゆずりポイント(待避所)の整備に伴い、宮古盛岡横断道路のゆずりポイント(付加車線、待避所)の位置等を示した「宮古盛岡横断道路(一般国道106号)ゆずりポイントマップ」を作成しました。
宮古盛岡横断道路をご利用の際は、ゆずりポイント(付加車線、待避所)を活用し、安全で安心な「ゆずりあい運転」にご協力をお願いします。
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このページに関するお問い合わせ
沿岸広域振興局土木部宮古土木センター 道路整備課 道路環境チーム
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