<令和6年10月24日>宮古市立花輪中学校の「道路メンテナンス体験学習会」を開催しました!
県では、橋梁(約2,700橋)、トンネル(189箇所)をはじめとした約4,200kmの道路を管理していますが、建設後約50年以上を経過する橋梁の割合が現在の約4割(約1,080橋)から20年後には約8割(約2,160橋)と大幅に上昇する見込みであるなど、道路インフラの老朽化対策が深刻な課題となっています。
このため、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスの担い手の確保・育成を推進するため、令和6年10月24日(木曜)に宮古市立花輪中学校を対象とした道路メンテナンス体験学習会を開催しましたので、お知らせします。
~建設業や道路メンテナンスの理解向上とインフラメンテナンスの担い手の確保・育成を推進~
令和6年10月24日(木曜)に開催した道路メンテナンス体験学習会には、宮古市立花輪中学校の2年生13人が参加しました。
体験学習会の前半部分では、動画などを用いて、建設業や道路メンテナンスへの理解を深めたほか、花輪中学校付近で最新のDX技術であるBIM/CIM(注)を導入して架け替えの設計を進めている一般県道花輪千徳線花輪橋(橋長266.7m)について、3次元モデルにより工事の流れや完成後のイメージなどを学びました。
(注)BIM/CIM(Building / Construction Information Modeling , Management)とは、計画、調査、設計段階から3次元モデルを導入することにより、その後の施工、維持管理の一連の建設生産・管理システムの効率化・高度化を図るもの。
また、体験学習会の後半部分では、宮古土木センターが工事を進めている一般国道106号川内地区道路災害防除工事の現場で老朽化した擁壁の補修や道の駅やまびこ館周辺の一般国道106号のアスファルト舗装の穴埋め作業、古くなった視線誘導標への更新などの道路メンテナンス作業を実習形式で体験しました。なお、体験学習会で使用した視線誘導標は、岩手県再生資源利用認定製品に登録されている環境に配慮した木製の製品であり、商品の開発・販売をしている橋爪商事株式会社から提供いただいたものです。
体験学習会に参加した生徒達は、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、初めて体験した道路メンテナンスを興味深く学んでいる様子でした。
県では、本体験学習会を通じて、中学生に道路メンテナンスの必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスの担い手確保・育成を推進していきます。
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このページに関するお問い合わせ
沿岸広域振興局土木部宮古土木センター 道路整備課 道路環境チーム
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