東日本大震災津波発生から2年の知事メッセージ
3月11日、あの東日本大震災津波から、2年が経ちます。
犠牲になられた方々のご冥福を、お祈りいたします。
今なお、仮設住宅等で不自由な生活を余儀なくされている方々をはじめ、被災された皆様に、お見舞いを申し上げます。
そして、被災地・被災者支援や復興に尽力されている方々、心を寄せて下さっている皆さん、ありがとうございます。
県では、市町村や国、企業・団体、個人等、様々な主体と力を合わせ、昨年は「復興元年」として基盤復興に取り組みました。防災まちづくり事業の着手や災害公営住宅の用地確保が進み、水産業の水揚げも平年の約6割まで回復したほか、産業の各分野が、それぞれ立ち上がってきました。
全県的な観光の「いわてデスティネーション・キャンペーン」は、復興を応援する全国からの思いを、オール岩手でしっかり受け止め、沿岸被災地に送り届ける、象徴的なイベントになりました。地元の底力と様々なつながりの力が、復興の力です。
被災地から全国や海外にはばたく若い県民の活躍も、私たちの胸を打ち、勇気を与えてくれます。国際リニアコライダー(ILC)誘致のような、とても大きな夢に向かう取組も進んでいます。
県は、今年を「復興加速年」として、基盤復興を加速し、未来につながる事業を展開していきます。
みんなで力を合わせ、県の復興計画の目指す姿、「いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」を実現しましょう。
岩手県知事 達増拓也
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