<令和6年8月21日>県立久慈工業高校のインフラメンテナンス工事現場見学会を開催しました!!
県が管理する道路橋は約2,700 橋あり、建設してから50 年以上経過する橋の割合が、現在約4 割のところ20 年後には約8 割にまで上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
このため、インフラメンテナンスに関する興味・関心の促進と土木技術者の担い手の確保・育成を目的に、県では高校生を対象としたインフラメンテナンス工事現場見学会を開催しています。
令和6年度の第1弾として、令和6年8月21 日(水曜)に県立久慈工業高校建設環境科1~3年生を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。
~道路メンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~
現場見学会には、建設環境科1~3年生の生徒20人が参加し、県北広域振興局土木部が工事を進めている主要地方道久慈岩泉線の白山大橋及び小田瀬橋の補修工事を見学しました。
白山大橋では、コンクリートのひび割れに補修材を注入する作業を体験していただきました。受注者の株式会社エスエステックから工事の進め方について説明を受けた後、生徒は受注者から指導を受けながら、補修材の作成(練り混ぜ)からひび割れに補修材を注入する機器の設置までの作業を行いました。
また、小田瀬橋では、劣化した塗装の補修作業を体験していただきました。生徒は作業を行う際に必要な防護服やマスク、ゴーグルを実際に着用し、受注者の北星鉱業株式会社から塗装工事の進め方について説明を受けた後、実際に、ローラーなどを用いた塗装作業を体験していただきました。
現場見学会に参加した生徒たちは、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、インフラメンテナンス工事を興味深く学んでいる様子でした。
県では、本現場見学会等を通じて、高校生に道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を進めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成の推進に取り組んでいきます。
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