<令和6年10月9日>県立花巻農業高校のインフラメンテナンス工事現場見学会を開催しました!!
県が管理する道路橋は約2,700橋あり、建設してから50年以上経過する橋の割合が、現在約4割のところ20年後には約8割にまで上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
このため、インフラメンテナンスに関する興味・関心の促進と土木技術者の担い手の確保・育成を目的に、県では高校生を対象としたインフラメンテナンス工事現場見学会を開催しています。
令和6年度の第3弾として、令和6年10月9日(水曜)に県立花巻農業高校(環境科学科1年生)を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。
~道路メンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~
現場見学会には、環境科学科1年生の生徒15人が参加し、県南広域振興局土木部北上土木センターが工事を進めている一般国道107号の立花跨線橋、和賀仙人橋及び大荒沢スノーシェッドの補修工事を見学しました。
立花跨線橋では、受注者の北海建設工業株式会社の指導のもと、高所作業車に乗り、床版の施工後の状況確認などを行いました。
和賀仙人橋では、実際に高所作業車を操縦していただきました。受注者の株式会社小田島組から橋梁補修工事の進め方について説明を受けた後、受注者から指導を受けながら、高所作業車へ乗り込み、操縦を行いました。
大荒沢スノーシェッドでは、塗膜剥離作業の模擬体験を行いました。受注者の株式会社小田島組から工事中のシェッド内で補修工事の説明を受けた後、作業を行う際に必要な防護服やマスクを着用し、コンクリートパネルに貼ったシールを塗膜と見立て、かき落とし作業を体験していただきました。
現場見学会に参加した生徒たちは、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、インフラメンテナンス工事を興味深く学んでいる様子でした。
県では、本現場見学会等を通じて、高校生に道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を進めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成の推進に取り組んでいきます。
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