令和6年度の「高校生との協働による橋梁点検(現地点検)」を実施しました!!

ページ番号1079053  更新日 令和6年12月11日

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 県では、道路法に基づき実施する橋梁点検について、令和元年度から県内の土木系学科の高校生との協働による橋梁点検に取り組んでおり、令和6年度は全5校と橋梁点検(現地点検)を実施しましたので、お知らせします。

~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を促進~

 県が管理する道路橋(約2,700橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約4割から20年後には約8割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づき、平成26年度から5年に1回の頻度で橋梁点検を行っています。令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えるという土木の魅力を感じてもらうことにより、将来のインフラメンテナンスを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、県内の土木系学科の高校生との協働による橋梁点検に取り組んでおり、令和6年度は、9月19日から12月2日にかけて全5校と現地点検を実施しました。
 現地点検では、岩手県の老朽化対策の取組等を学んだ後、岩手県道路橋定期点検要領に基づき、県や点検業者の指導を受けながら各高校2~3橋(全13橋)の点検を行いました。
 現地点検に参加した生徒達は、ハンマーによる打音検査やクラックスケールを用いたひび割れ計測等により橋梁の劣化状況等を熱心に点検していました。
また、最新の点検技術を体験していただくため、3次元測量等の新技術を活用した点検も実施し、生徒達は新技術による点検を興味深く学んでいる様子でした。
 今後、現地点検の結果を踏まえて、各高校と岩手県道路橋定期点検要領に基づく橋梁の健全性診断及び点検調書の作成を行う予定としています。

令和6年度の「高校生との協働による橋梁点検(現地点検)」実施状況

写真:現地点検1

写真:現地点検2
【久慈工業】点検路から、主桁や床版の状況を確認(新町橋)
写真:現地点検3
【久慈工業】クッラクスケールを活用し、橋台のひび割れ計測を実施(大尻橋)
写真:現地点検4
【久慈工業】水路に入り、鉄筋の露出状況を確認(玉ノ脇橋)
写真:現地点検5
【盛岡工業】高所作業車に乗車し、主桁や床版の状況を確認(篠木跨線橋)
写真:現地点検6
【盛岡工業】橋台の打音検査を実施(野中橋)
写真:現地点検7
【盛岡工業】新技術を活用し、橋台の3次元測量を実施(九十九沢橋)
写真:現地点検8
【花巻農業】桁下に入り、床版から遊離石灰が析出している状況を確認(金森橋)
写真:現地点検9
【花巻農業】テストハンマーを活用し、コンクリートの強度を確認(山口橋)
写真:現地点検10
【花巻農業】鉄筋探査機を活用し、地覆内の鉄筋の状況を確認(松谷橋)
写真:現地点検11
【黒沢尻工業】クッラクスケールを活用し、床版のひび割れ計測を実施(金ケ崎橋)
写真:現地点検12
【黒沢尻工業】高所作業車に乗車し、デッキプレートの状況を確認(北上横断歩道橋)
写真:現地点検:15
【一関工業】沓座モルタルの損傷状況を確認(櫓前橋)
写真:現地点検14
【一関工業】新技術を活用し、舗装内部の健全性を確認(中里橋堤内地側)

このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
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