<令和4年2月21日>令和3年度の「高校生との協働による橋梁点検」の報告会(県立盛岡工業高校)を開催しました!!

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ページ番号1050341  更新日 令和4年2月21日

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 県では、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えることとなる土木の魅力を感じてもらうことにより、土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、県内工業高校との協働による橋梁点検に取り組んでおり、県立盛岡工業高等学校との協働による橋梁点検の報告会を開催しましたので、お知らせします。

~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~

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 県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約3割から20年後には約7割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。

 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法施行規則に基づき、5年に1回の頻度で橋梁点検(近接目視点検)を行っていますが、令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えることとなる土木の魅力を感じてもらうことにより、土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、県内工業高校との協働による橋梁点検に取組んでいます。

 令和3年度は、土木系学科を有する県内全ての工業高校(全4校:盛岡工業、黒沢尻工業、一関工業、久慈工業)と橋梁点検を実施したところであり、令和4年2月21日(月曜)には、盛岡工業高校の生徒が点検結果等を県に説明する報告会を開催しました。

 報告会には、点検を行った土木科3年の道路橋梁調査班7人が出席し、生徒から盛岡広域振興局土木部の髙橋部長に点検調書を手交した後、主要地方道盛岡環状線滝太橋など4橋の点検結果や健全性の診断結果等を報告していただきました。

 また、生徒から「路面の舗装に起きた亀裂が床版にまで悪影響を及ぼし、橋梁を維持していく上で重大な劣化を生じさせてしまう事例を見ることができた。舗装面の小さな亀裂を見落とさずにメンテナンスしていくとで、橋梁の寿命を延ばすことにつながることを実感した。協働点検を経て仕事のイメージや土木技術者のやりがいを感じ、これからの大きな自信になった。『地域の人々が安全に便利に利用できるように』ということを常に考え動ける土木技術者になりたい。」との感想発表がありました。

 橋梁点検では、現地での点検結果等を踏まえて、岩手県道路橋定期点検要領に基づいて橋梁の健全性を1~4の4段階で判定しますが、今回点検を行った4橋の健全性は、全て判定区分3(早期措置段階)と判定されました。

 健全性が判定区分3と診断された橋梁は、道路橋の機能に支障が生じることが懸念されるため、岩手県道路橋長寿命化修繕計画に基づき、次回点検(5年後)までに修繕等の措置を行うこととしており、今回の報告結果を踏まえ、判定区分3と診断された4橋について、令和4年度からの橋梁補修設計着手に向けて検討を進めていきます。

 今回の点検調書は、それぞれの橋梁の今後の修繕計画等に活用する予定であり、点検調書には点検を行った生徒8人の名前が記載され、橋とともに残り続けます。

 県では、今後とも、老朽化が進む道路施設の計画的な修繕等を行うとともに、県民の生活を支える道路インフラの良好な利用環境等を確保するため、県民との協働による維持管理を推進していきます。

【協働による橋梁点検実施橋梁】

  路線名

橋梁名

橋長

(m)

完成年

(西暦)

橋梁形式 健全性の判定区分
1 主要地方道盛岡環状線 滝太橋 237.5 1972 単純非合成鈑桁橋7連 3(早期措置段階)
2 一般県道盛岡石鳥谷線 境田橋 34.9 1978 単純合成鈑桁橋 3(早期措置段階)
3 一般国道106号 飛鳥口橋 92.0 1973 3径間連続非合成鈑桁橋 3(早期措置段階)
4 一般国道106号 源治橋 150.1 1973 4径間連続非合成鈑桁橋 3(早期措置段階)

 

生徒からの点検結果の説明
生徒からの点検結果等の説明
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報告会の状況
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集合写真

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このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。