<令和3年2月5日>岩手県立盛岡工業高等学校との協働による橋梁点検(橋梁補修設計勉強会)を実施しました!!

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ページ番号1037441  更新日 令和3年2月15日

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 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づく橋梁点検を行っており、岩手県立盛岡工業高等学校との協働による橋梁点検(橋梁補修設計勉強会)を実施しましたので、お知らせします。

~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木業界の担い手の確保・育成を推進~

写真:橋梁補修設計勉強会1

 県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約3割から20年後には約7割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。

 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法施行規則に基づき、5年に1回の頻度で橋梁点検(近接目視点検)を行っていますが、令和元年度からは、高校生(県内工業高校)との協働による橋梁点検に取組んでいます。

 令和3年2月5日(金曜)には、高校生との協働による橋梁点検の一環として、岩手県立盛岡工業高等学校を対象とした橋梁補修設計勉強会を実施しました。

 本勉強会は、令和元年度に実施した盛岡工業高校(土木科3年生・橋梁調査班)との協働による橋梁点検で健全性3(早期措置段階)と判定された一般県道中寺林犬渕線中口橋(花巻市)について、県と設計コンサルタントとの橋梁補修設計の協議に盛岡工業高校の生徒にも参加していただき、実際のメンテナンスサイクルの流れを学習していただくことを目的として開催したものです。

 勉強会には、令和2年度の橋梁点検を実施した土木科3年生・橋梁調査班の7人の生徒が参加し、県と設計コンサルタントの協議状況を熱心にメモするなど、先輩たちが実施した橋梁点検の結果がどのようにして補修設計に反映されていくのかを学んでいました。

 勉強会に参加した生徒からは、「難しい内容でわからないことも多かったが、設計内容がどのようにして決まっていくのか体験することができて良かった」、「学校の授業では学べない実際の打合せの現場に参加することができて良かった。令和3年度からの仕事に生かして行きたい」、「土木は安全な生活を守る仕事であることが実感できた。就職後は橋梁点検に関わることもあると思うので、自覚を持って取り組みたい」などの感想が出されました。

 県では、今後とも、高校生との協働による橋梁点検等を通じて、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えることとなる土木の魅力を感じてもらうことにより、土木業界の担い手の確保・育成を推進していきます。

写真:橋梁補修設計勉強会2
県と設計コンサルタントの打合せ状況を見学(1)
写真:橋梁補修設計勉強会3
県と設計コンサルタントの打合せ状況を見学(2)
勉強会を終えて生徒からの感想発表
生徒から勉強会の感想を発表(1)
写真:橋梁補修設計勉強会4
生徒から勉強会の感想を発表(2)

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このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。