<令和3年12月9日>岩手県立盛岡工業高校との協働による橋梁点検を実施しました!!

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ページ番号1049032  更新日 令和3年12月9日

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 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づく橋梁点検を行っており、この度、岩手県立盛岡工業高等学校との協働による橋梁点検を行いましたので、お知らせします。

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~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を促進~

 県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約3割から20年後には約7割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。

 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法施行規則に基づき、5年に1回の頻度で橋梁点検(近接目視点検)を行っています。令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支える土木の魅力を感じてもらうことにより、土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、県内工業高校との協働による橋梁点検に取組んでおり、令和3年12月9日(木曜)に岩手県立盛岡工業高等学校(土木科3年生・道路橋梁調査班8人)との協働による橋梁点検を実施しました。

 橋梁点検当日は、岩手県の道路メンテナンスへの取組等について学校で学んだ後、県や点検業者(株式会社岩手建設コンサルタント)の指導を受けながら、主要地方道盛岡環状線滝太橋や一般県道盛岡石鳥谷線境田橋等4橋の橋梁点検を行いました。

 また、主要地方道盛岡停車場線開運橋では、ドローンを活用した橋梁点検の現場見学を行いました。

【協働による橋梁点検実施橋梁】

1 主要地方道盛岡環状線 滝太橋(盛岡市上太田中瀬地内)、橋長:237.5m、幅員:7.7m、完成年:1972年(昭和47年)、構造形式:単純非合成鈑桁橋7連

2 一般県道盛岡石鳥谷線 境田橋(紫波郡矢巾町太田第7地割地内)、橋長:34.9m、幅員:9.2m、完成年:1978年(昭和53年)、構造形式:単純合成鈑桁橋

3 一般国道106号 飛鳥口橋(盛岡市簗川第4地割地内)、橋長:92.0m、幅員:8.8m、完成年:1973年(昭和48年)、構造形式:3径間連続非合成鈑桁橋

4 一般国道106号 源治橋(盛岡市簗川第2地割地内)、橋長:150.1m、幅員:9.8m、完成年:1973年(昭和48年)、構造形式:4径間連続非合成鈑桁橋

現場見学 主要地方道盛岡停車場線 開運橋(盛岡市盛岡駅前通地内)、橋長:82.6m、幅員:18.8m、完成年:1953年(昭和28年)、構造形式:単純RCT桁橋2連、単純下路式ランガートラス橋

 橋梁点検に参加した生徒達は、橋梁点検車に乗車し、ハンマーによる打音検査やクラックスケールを用いたひび割れ計測等による劣化状況などを熱心に点検していました。
 また、県では、令和3年度からドローン等の新技術を活用した橋梁点検に本格的に取り組んでおり、生徒達は、新技術のコンクリート構造物変状部検知システムやドローンを活用した橋梁点検を興味深く学んでいる様子でした。

 今回の現地での点検結果を踏まえて、今後、岩手県道路橋定期点検要領に基づく各橋梁の健全性診断及び点検調書の作成を行う予定としています。

 県では、今後とも、県民の生活を支える道路施設の良好な利用環境等を確保するため、計画的な点検や修繕等の適切な維持管理を推進していきます。

岩手県の道路メンテナンスへの取組
岩手県の道路メンテナンスへの取組等の学習状況
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床版をコンクリート構造物変状部検知システムで点検(1:滝太橋)
橋面の損傷状況を点検
橋面の損傷状況を点検(1:滝太橋)
ドローンによる点検状況を見学
ドローンによる点検状況を見学(開運橋)
ドローンからの映像をモニターで確認
ドローンからの映像をモニターで確認(開運橋)
主桁の腐食状況を点検
主桁の腐食状況を点検(2:境田橋)
床版の損傷状況を点検
床版の損傷状況を点検(3:飛鳥口橋)
伸縮装置の損傷状況を点検
伸縮装置の損傷状況を点検(3:飛鳥口橋)
高欄の損傷状況を点検
高欄の損傷状況を点検(4:源治橋)

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このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
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