<令和3年12月23日>岩手県立一関工業高等学校との協働による橋梁点検(健全性診断)を実施しました!!
県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づく橋梁点検を行っており、岩手県立一関工業高等学校との協働による橋梁点検(健全性診断)を行いましたので、お知らせします。
~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~
県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約3割から20年後には約7割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法施行規則に基づき、5年に1回の頻度で橋梁点検(近接目視点検)を行っています。
令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えることとなる土木の魅力を感じてもらうことにより、土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、県内工業高校との協働による橋梁点検に取り組んでいます。
令和3年10月29日(金曜)には、岩手県立一関工業高等学校(土木科3年生・関工橋梁点検隊7人)との協働により、一般国道457号老流橋、主要地方道一関大東線千歳橋等4橋の現地点検を行ったところですが、その結果を踏まえ、令和3年12月23日(木曜)に点検橋梁の健全性の診断を行いました。
当日は、生徒が現地点検を行った橋梁の損傷状況等を写真で確認し、県や点検業者(株式会社昭和土木設計)の指導を受けながら、岩手県道路橋定期点検要領に基づいて、点検橋梁の健全性を診断しました。
健全性の診断結果を含めた点検結果の詳細については、後日、県に対して報告を行っていただく予定としています。
【協働による橋梁点検実施橋梁】
1 一般国道457号 老流橋(一関市荻荘長者原地内)、橋長:42.1m、幅員:6.8m、完成年:1975年(昭和50年)、構造形式:2径間単純鋼合成鈑桁橋
2 主要地方道一関大東線 千歳橋(一関市狐禅寺大槻地内)、橋長:434.1m、幅員:10.3m、完成年:1978年(昭和53年)、構造形式:3径間連続下路式ワーレントラス橋2連
3 一般国道342号 御手廻橋(一関市南町1丁目地内)、橋長:19.9m、幅員:8.8m、完成年:1951年(昭和26年)、構造形式:RCT桁橋(車道部)、プレテンション方式PC単純床版橋(歩道部上流側)、プレテンション方式PC単純T桁橋(歩道部下流側)
4 主要地方道弥栄金成線 岩戸川橋(一関市花泉町花泉天王沢沖地内)、橋長:23.1m、幅員:9.3m、完成年:1962年(昭和37年)、構造形式:2径間単純RCT桁橋
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