<令和3年10月29日>岩手県立一関工業高等学校との協働による橋梁点検を実施しました!!

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ページ番号1047846  更新日 令和3年10月29日

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 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づく橋梁点検を行っており、この度、岩手県立一関工業高等学校との協働による橋梁点検を行いましたので、お知らせします。

~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を促進~

老流橋の点検状況

 県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約3割から20年後には約7割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。

 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法施行規則に基づき、5年に1回の頻度で橋梁点検(近接目視点検)を行っています。令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支える土木の魅力を感じてもらうことにより、土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、県内工業高校との協働による橋梁点検に取組んでおり、令和3年10月29日(金曜)に岩手県立一関工業高等学校(土木科3年生・関工橋梁点検隊7人)との協働による橋梁点検を実施しました。

 橋梁点検当日は、岩手県の道路メンテナンスへの取組等について学校で学んだ後、県や点検業者(株式会社昭和土木設計)の指導を受けながら、一般国道457号老流橋や主要地方道一関大東線千歳橋等4橋の橋梁点検を行いました。

【協働による橋梁点検実施橋梁】

1 一般国道457号 老流橋(一関市荻荘長者原地内)、橋長:42.1m、幅員:6.8m、完成年:1965年(昭和40年)、構造形式:2径間単純鋼合成鈑桁橋

2 主要地方道一関大東線 千歳橋(一関市狐禅寺大槻地内)、橋長:434.0m、幅員:10.3m、完成年:1978年(昭和53年)、構造形式:3径間連続下路式ワーレントラス橋2連

3 一般国道342号 御手廻橋(一関市南町1丁目地内)、橋長:19.9m、幅員:12.2m、完成年:1951年(昭和26年)
構造形式:RCT桁橋(車道部)、プレテンション方式PC単純床版橋(歩道部上流側)、プレテンション方式PC単純T桁橋(歩道部下流側)

4 主要地方道弥栄金成線 岩戸川橋(一関市花泉町花泉天王沢沖地内)、橋長:23.1m、幅員:9.3m、完成年:1962年(昭和37年)、構造形式:2径間単純RCT桁橋(歩道部)、2径間単純RCT桁橋(車道部)

 

 橋梁点検に参加した生徒の皆さんは、橋梁点検車に乗車し、ハンマーによる打音検査やクラックスケールを用いたひび割れ計測等による劣化状況などを熱心に点検していました。
 また、県では、令和3年度からドローン等の新技術を活用した橋梁点検に本格的に取り組んでおり、新技術のコンクリート構造物変状部検知システムやドローンを活用した橋梁点検を興味深く学んでいる様子でした。

 今回の現地での点検結果を踏まえて、今後、岩手県道路橋定期点検要領に基づく各橋梁の健全性診断及び点検調書の作成を行う予定としています。

 県では、今後とも、県民の生活を支える道路施設の良好な利用環境等を確保するため、計画的な点検や修繕等の適切な維持管理を推進していきます。

学習状況
岩手県の道路メンテナンスへの取組等の学習状況
コンクリート構造物変状部検知システムで点検
橋台をコンクリート構造物変状部検知システムで点検(1:老流橋)
老流橋の損傷状況を点検
支承の損傷状況を点検(1:老流橋)
ドローンで点検
橋脚をドローンで点検(2:千歳橋)
伸縮装置を点検
伸縮装置を点検(2:千歳橋)
損傷状況を点検
主桁の損傷状況を点検(3:御手廻橋)
主桁のひび割れを点検
主桁のひび割れを点検(3:御手廻橋)
岩戸川橋の点検
主桁を橋梁点検車で点検(4:岩戸川橋)
橋台の損傷状況を点検
橋台の損傷状況を点検(4:岩戸川橋)

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このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
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