<令和4年7月13日>県立一関工業高校の「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催しました!!
県では、将来インフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との協働による橋梁点検に取り組んでいますが、令和4年度から新たな取組として、早い段階から高校生にインフラメンテナンスに興味・関心を持ってもらうため、1~2年生を対象とした「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を実施しており、7月13日に県立一関工業高校土木科1年生を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。
~道路メンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~
県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約4割から20年後には約8割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
県では、将来インフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との橋梁点検に取り組んでいますが、令和4年度からの新たな取組として、早い段階から高校生にインフラメンテナンスに興味・関心を持ってもらうため、1~2年生を対象とした「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を実施しており、令和4年7月13日(水曜)に県立一関工業高校を対象とした現場見学会を開催しました。
現場見学会には、土木科1年生の生徒39人が参加し、県南広域振興局土木部千厩土木センターが工事を進めている一般国道343号板木橋橋梁補修補強工事(一関市)を見学しました。
現場見学会では、岩手県の橋梁の建設状況や老朽化対策、板木橋の工事内容等を学んだ後、2班に分かれて、工事現場の見学とボルトの締付等の作業体験を行いました。
工事現場の見学では、生徒が高所作業者に乗車し、橋の耐震補強を行うために橋を一時的に持ち上げている状況等を間近で見学しました。また、作業体験では、受注者(株式会社小山田工業所)の指導を受けながら、橋を補強するトルシアボルトの締付作業を生徒一人一人が行ったほか、VR(Virtual Reality)により足場からの転落や土に埋まるなど工事現場での労働災害の模擬体験を行いました。
現場見学会に参加した生徒からは、「橋の安全を守るため老朽化を防ぐ重要さが分かった」、「人から見えないところでやる仕事こそ人のためになっていると思った」などの感想があり、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、初めて見学した橋梁メンテナンス工事を興味深く学んでいる様子でした。
県では、本現場見学会等を通じて、高校生に道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手確保・育成を推進していきます。
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