岩手県における2021年度の温室効果ガス排出量

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ページ番号1077476  更新日 令和6年9月9日

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温室効果ガスの排出状況

岩手県における2021年度の温室効果ガス排出量を取りまとめたのでお知らせします。
1 2021年度の温室効果ガス排出量は1,043万8千トンであり、基準年(2013年)比で399万3千トンの減少(27.7%減)。
2 基準年(2013年度)と比べて減少した要因は、家庭部門では省エネ機器の導入や住宅の断熱化、産業・業務部門では省エネ設備の導入等によるエネルギー効率の改善、運輸部門では電動車の普及による燃費の向上等と推測。
3 2030年度の温室効果ガス排出量を基準年比57%削減する目標の達成に向け、ZEHや電動車の普及促進、省エネ設備導入費補助等による事業者の脱炭素経営などの取組を推進。

温室効果ガス排出量の推移

グラフ:温室効果ガス排出量の推移
本県における温室効果ガス排出量の推移

【特記】
1  減少量が多い上位3部門は、産業部門(91万5千トン減(22.8%減))、家庭部門(58万9千トン減(20.7%減))、業務部門(50万1千トン減(20.7%減))。
2 2020年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響を大きく受けた年度。なお、県内において感染が拡大する前の2019年度と比較して322千トン(2.3ポイント)減少した。

 

注 2021年度の排出量は、実排出量12,794千トンから、再エネ導入(731千トン)及び森林吸収(1,625千トン)による削減分も含めて差し引いたもの(割合:排出削減11.3%減、再エネ導入5.1%減、森林吸収11.3%減)。
注 第2次岩手県地球温暖化対策実行計画(令和3年3月策定、令和5年3月改訂)では、2030年度の温室効果ガス排出量を基準年(2013年度)比で57%削減(森林吸収量等含む)する目標としている。
注 排出量の推計に用いる国の統計データが過去に遡って修正されたため、過去に公表済の温室効果ガス排出量についても遡って再計算している。
注 排出量及び構成比等の各数値について、端数処理の関係から、合計と一致しない場合がある。

二酸化炭素排出量の状況

表

1 家庭部門:225万8千トン [構成比20.1%]

基準年比 58万9千トン減(20.7%減)

省エネルギー機器の導入や住宅の断熱化等により、エネルギー消費量が減少。

前年度比 7千トン減(0.3%減)

省エネルギー機器の導入や住宅の断熱化等により、エネルギー消費量が減少。

2 産業部門(工場等):309万7千トン [構成比27.6%]

基準年比 91万5千トン減(22.8%減)

県内総生産は増加した一方、省エネルギー設備の導入によるエネルギー効率の改善等により、エネルギー消費量が減少。

前年度比 1万6千トン増(0.5%増)

製造業の県内総生産(名目)が増加したこと等により、エネルギー消費量が増加。

3 業務部門(商業・サービス業等):191万7千トン [構成比17.1%]

基準年比 50万1千トン減(20.7%減)

省エネルギー設備の導入によるエネルギー効率の改善等により、エネルギー消費量が減少。

前年度比 2万6千トン増(1.4%増)

卸売り・小売業の県内総生産(名目)が増加したこと等により、エネルギー消費量が増加。

4 運輸部門:209万8千トン [構成比18.7%]

基準年比 27万トン減(11.4%減)

自動車保有台数は増加した一方、電動車の普及等に伴う燃費の向上により、エネルギー消費量が減少。

前年度比 6万1千トン増(3.0%増)

貨物輸送量が増加したこと等により、エネルギー消費量が増加。

5 工業プロセス部門: 143万6千トン [構成比12.8%]

基準年比 3万8千トン増(2.7%増)

生石灰製造に伴う石灰石消費量の増加。

前年度比 2万8千トン増(2.0%減)

生石灰製造に伴う石灰石消費量の増加。

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このページに関するお問い合わせ

環境生活部 環境生活企画室 グリーン社会推進担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5271 ファクス番号:019-629-5334
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