毒キノコによる食中毒にご注意下さい
概要
例年、夏の終わりから秋にかけて、有毒な野生キノコを食用キノコと誤認して採取、喫食したことによる食中毒が多く発生しています。
令和2年はきのこによる食中毒が国内で27件発生し、71名が食中毒にかかり、死亡事例も報告されています。
本県でも、昭和31年以降の統計では、併せて1,000名以上の人がツキヨタケ、イッポンシメジ、クサウラベニタケ、マツシメジ等による食中毒にかかり、そのうち9名が亡くなっています。
また、そのほとんどが、家庭で発生しています。
食用きのこと確実に判断できないきのこ類の採取、譲渡、販売、喫食は絶対に行わないようにしましょう。
予防
毒キノコによる食中毒を予防するため、次のポイントに気をつけましょう!!
- 食べられるキノコとはっきりわかっているもの以外、採らない・食べない・人にあげない
- 食べられるキノコの特徴をよく覚えよう
- キノコにまつわる迷信や言い伝えは事故のもと
- 塩漬けにすると毒が消える?
- 虫に食われた跡があるキノコは食べられる?
- 縦に裂ければ食べられる? 等々
カエンタケの目撃情報が寄せられています
県内でカエンタケの目撃情報が寄せられています。
カエンタケは、毒性が強く、食べても、触っても毒があります。
見かけても絶対に触らず、また食べないようにしてください。
特徴
- 表面はオレンジ色から赤色(中は白く、硬い)
- 細長い円柱状または棒状で、人の指が出ているように生える。
(注) 写真は以下の厚生労働省リンク「カエンタケ」に掲載されています。
発生場所
ブナやナラなどの広葉樹林の地上に群生して発生する。
症状
- 食べると、短時間で症状が現れ、下痢、嘔吐などに始まり、消化器不全、運動障害、脳神経障害などの症状を引き起こし、死に至ることもある。
- 皮膚刺激性があるため、触るだけでも皮膚炎を起こすことがある。
厚生労働省リンク
- 毒キノコによる食中毒に注意しましょう(外部リンク)
- 自然毒のリスクプロファイル(外部リンク)
- ツキヨタケ(外部リンク)
- クサウラベニタケ(外部リンク)
- カキシメジ(外部リンク)
- テングタケ(外部リンク)
- カエンタケ(外部リンク)
発生状況
キノコ類食中毒発生状況(全国)
令和2年 |
令和元年 |
平成30年 |
平成29年 |
平成28年 |
平成27年 |
平成26年 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
事件数 |
27件 |
26件 |
21件 |
16件 |
42件 |
38件 |
24件 |
患者数 |
71人 |
52人 |
43人 |
44人 |
110人 |
95人 |
85人 |
死者数 |
1名 |
なし |
1名 |
なし |
なし |
なし |
なし |
キノコ類食中毒発生状況(岩手県)
令和2年 |
令和元年 |
平成30年 |
平成29年 |
平成28年 |
平成27年 |
平成24~26年 |
平成23年 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事件数 |
3件 |
なし |
1件 |
なし |
2件 |
1件 |
なし |
2件 |
患者数 |
9人 |
なし |
3人 |
なし |
2人 |
4人 |
なし |
6人 |
死者数 |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
厚生労働省通知
令和3年度
令和2年度
- 令和2年8月7日厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課事務連絡 (PDF 795.2KB)
- 令和2年11月6日厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課事務連絡 (PDF 60.2KB)
- 令和2年11月6日厚生労働省事務連絡 別添1 (PDF 79.4KB)
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このページに関するお問い合わせ
環境生活部 県民くらしの安全課 食の安全安心担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5385 ファクス番号:019-629-5279
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