医療法人仁泉会介護老人保健施設ほほえみの里DX事例

ページ番号1071775  更新日 令和6年2月28日

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見守り業務の効率化による職員の負担軽減

取組概要

ベッド上の利用者の状態をリアルタイムでモニタリング出来る「眠りSCAN」を導入し、 睡眠状況や心拍数、呼吸数といった利用者の状態を、実際の巡回以外の方法で確認することにより、職員の休憩時間の確保を図った。

取組の成果(令和4年10月時点)

眠りSCAN導入前の休憩時間を確保出来ない職員数は1日平均3.2人だったのに対し、 導入後の数は1日平均2.1人となり、その差は1.1人となった。 眠りSCANの導入によって、休憩時間を確保出来る職員の数が約1人増加した。

また、取組開始後に実施した当該部署全職員対象のアンケート内では、自由記載欄に 「体調が不安定な方や、看取りの方への巡視の回数が減り、気持ち的に楽になった」との意見が複数見られ、定量的ではないものの、定性的、副次的な効果として、状態が不安定な利用者に対応することによる、職員の精神的負担の軽減も図ることができた。

さらに、 「担当ケアマネジャーやご家族様へ、ご利用者様の睡眠状況を情報提供出来るのが良い」との意見も複数寄せられ、これまでは 口頭での申し送りが多かったご利用者様の夜間状況について、睡眠状況等をグラフにするなど可視化した状態で情報提供が出来た。