岩手道路開発株式会社DX事例
ROAD VIEWER(道路区画線診断システム)の導入等
取組概要
自動車の自動運転の実用化と普及、高齢者や交通弱者の安全確保のため、夜間の視認性確保などの交通安全に向けた区画線等の重要性が高まってきている。
従来の方法では、調査員が道路上にて路面清掃を行い、目視評価や機材を使用して反射輝度を複数人で確認して測定をしていたが、システム導入により自動車内に設置したスマートフォンで撮影するだけで、剥離率を計算し地図上に赤・黄・青の3色で塗替基準を表示することとし、労力削減等に向けた取組を行った。
取組の成果(令和5年10月時点)
走行車両からのスマホでの自動撮影をすることで、交通規制や道路上における撮影作業といった危険を伴う作業が不要となり、 撮影画像の区画線の認識、剥離率の計算、各作業工程が自動化されることで手作業が不要となり、大幅な省力化を図ることができた。
現地調査に区画線の知識や技術も必要がないため、誰でも調査が可能になり、作業の平準化と効率化が図れた為、若手社員の育成につながったほか、調査員の画像判定のばらつきを無くすことができた。