「食の匠」 二戸市 堀口京子 『雑穀の水あめ』
料理の紹介
イナキミ、アワ、ヒエを使ってつくる自然の甘みのあるあめです。
材料(あめ 100グラム分)
- 麦もやし 100グラム
- イナキミ(アワ・ヒエ) 1.5キログラム(1升)
- ぬるま湯 4.5キログラム(雑穀の3倍)
作り方
麦もやし
- 麦を水に3日間ほど浸ける。
- 1の水をきり、むしろの上にイ草のござを置いてその上に5センチの厚さに広げ、ビニールでおおってビニールハウスの中に一週間位置く。
- 一週間位すると芽が伸びてくる。
- ビニールのおおいをとって、別のむしろの上に薄く広げて乾燥させる。
- よく乾燥させてから製粉機で粉にする。
イナキミあめ
- イナキミを一昼夜水に浸けて、水をきり蒸し器で蒸す。
- 1をボウルにあけ人肌ぐらいに冷まし、ぬるま湯、麦もやしを入れて混ぜる。
- 8時間から10時間ねかせておくと泡が出て、イナキミが浮いてくる。
- 竹ザルでこし、次に裏ごし器でこす。
- 鍋で、あめに色がつきとろとろした感じになるまで煮つめる。
- アワ、ヒエも同様につくる。ヒエは、煮つめても色は白く、甘みも少ない。
- 白餅やせんべいにつけて食べることが多いが、ゼリーや寒天寄せにしてもよい。
料理のポイント
- イナキミあめの作り方3のねかせ方は、人肌位の温度を保つこと。ねかせる時間は、外気温が高ければやや短め、外気温が低ければやや長めに調整する。
- イナキミあめの作り方5の煮つめ方は、ゆっくり気長に。
(平成10年認定)
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