「食の匠」 二戸市 工藤潤子 『きんかもち』
料理の紹介
二戸市の斗米地域は畑作が盛んなところで、主に小麦、そば、大豆を栽培しているところが多くありました。お盆には、どこの家でも新小麦を使い、手打ちうどんやまんじゅう、串餅、きんかもちを作って仏様にお供えしました。今でもその風習は行われています。
材料(8個分)
- 小麦粉(ナンブコムギ) 200グラム
- 熱湯 200cc
- くるみ 30グラム
- 黒砂糖 30グラム
- みそ 15グラム
- 塩 少々
作り方
- くるみは粗く刻み、乾煎りする。
- みそと黒砂糖はすり鉢で合わせ、しっとりさせる。それに1のくるみを混ぜる。
- 小麦粉はふるいにかける。
- 熱湯に塩一つまみ入れる。
- 小麦粉に熱湯を入れ、箸で混ぜながら、耳たぶくらいの軟らかさにこねる。
- 5を8等分し、直系8センチ位に丸く伸ばし、くるみみそを包み、半月状の形にとじて形を整える。
- 蒸気が上がった蒸し器に入れて10分位蒸す(ゆでても良い)。
豆知識
「きんかもち」の由来は「昔の巾着と金貨入れ」を模したものだと伝わっている。
農作業が一段落した時に集落で集まり、作業の慰労と収穫を祈る行事にみんなで「きんかもち」をつくって供えた。
(平成22年認定)
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