「食の匠」 軽米町 松田昌子 『手打ちそば』
料理の紹介
地域の冠婚葬祭ではお開きの意味でそばが出されます。
丹念に育てた自家産のそば粉100%の手打ちそばにこだわっています。
材料(5人分)
そば
- そば粉 500グラム
- 熱湯 150cc
- 水 100cc
- 打ち粉 150グラム
- 薬味(ねぎ、のり) 少々
そばつゆ(かえしをざる用、かけ用のだし汁で割って使う)
かえし
- みりん 45cc
- しょうゆ 500cc
- 砂糖 100グラム
ざる用のだし汁 10人分 (かえし約325cc分)
- 水 1,300cc
- 昆布 4センチを2枚
- 干しいたけ 2枚
- にんじん 小2分の1
- たまねぎ 大4分の1個
- かつお節 15グラム
かけ用のだし汁 10人分 (かえし約450cc分)
- 水 4,500cc
- 煮干し 50グラム
- かつお節 30グラム
作り方
そば
- ボウルにそば粉を入れ、そば粉の中心にくぼみをつくり、熱湯を入れる。そば粉を湯で隠すようにしながら全体を均等に混ぜ合わせる。
- 全体に湯をゆきわたらせ、砂のような状態になったら、水を入れる。(水加減を見るためにカップに水を少し残す)
- 指を立てて鉢のそば粉をかき混ぜ、小石のような固まりの状態から1つの餅になったら力を入れてこね、お供えの形にする。
- 3を打ち台の上に置き、手の平を使い丸く伸ばす。
- めん棒で直径40センチから50センチまで伸ばす。
- めん棒にそばを巻き付けころころと転がし、90度ずつ回す、これを4回繰り返す。4つの角が約90度になるよう形を整え、厚さ2ミリに薄く伸ばす。
- 打ち粉を振りながら3回たたむ。まな板の上にそばを置きなるべく細く切る。
- 沸騰している鍋にそばをほぐしながら入れる。そばが浮きあがったら火力を弱め50秒から60秒ゆでて水にとり、冷水で洗う。(一度に2食以上入れない)
そばつゆ
かえし
鍋にみりんを入れ沸騰させた後、醤油と砂糖を入れて溶かす。できあがったら冷蔵庫で保管。
ざる用つゆ
- だし汁は大きな鍋に分量の水と昆布、しいたけを入れて煮る。沸騰直前に昆布を取り出し、ここににんじん、たまねぎ、かつお節を加え20分から30分煮てだしをとる。火を止め布巾でこす。
- かえしと1のだし汁を1対4の割合で混ぜ、温めた後冷やす。
かけ用つゆ
- だし汁は大きな鍋に分量の水と頭、腹を取った煮干しを入れ沸騰したらかつお節を加え20分から30分煮てだしをとる。火を止め布巾でこす。
- かえしと1のだし汁を1対10の割合で混ぜ、温める。
料理のポイント
- 手にはお湯、水を付けないこと。
- そば粉を混ぜる時、小石状態から自然に粘りがでて1つの餅にまとまるまで丁寧にこねるとつるりとしたそばになる。(ここは手早く、丁寧に)
- そばを伸ばす時は生地の周りをつぶさないこと。
- だしを取るポイントは煮干し、昆布、椎茸は水に30分以上浸すこと。だしを取る時は鍋にふたをしないこと。
(平成19年認定)
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