<平成29年8月23日>【復興支援道路】一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事の現場見学会(北上市立口内小学校)を開催しました!!
県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道107号梁川~口内工区について、(仮称)梁川トンネルの掘削が約360mまで進捗し、工事が最盛期を迎えていることから、北上市立口内小学校児童を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。
トンネル掘削工事が本格化!口内小学校児童がトンネル工事の迫力を実感
県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道107号梁川~口内(やながわ~くちない)工区については、主要構造物である(仮称)梁川(やながわ)トンネル(L=1,022m、以下「梁川トンネル」という。)の掘削工事を進めています。
現在、トンネル延長の1/3となる約360mまで掘削が進捗し、工事が最盛期を迎えていることから、平成29年8月23日に北上市立口内小学校児童を対象とした現場見学会を開催しました。
現場見学会には、口内小学校の全学年の児童49名が参加し、梁川トンネルの掘削工事や掘削機械等を間近で見学しながら、トンネルがどのようにして造られるかなどを学びました。
また、トンネル工事の迫力を児童に実感してもらうため、発破掘削のデモンストレーションを行いました。使用する火薬の量を少なくしたデモンストレーション発破でしたが、児童は発破の大きな音と迫力にとても驚いた様子でした。
その他、現場見学会では、児童一人一人が小学校の事前学習で書いたメッセージ入りの防水シートを、トンネル内部に直接貼りつけていただきました。児童からは、「復興に一歩近づくトンネルをつくってくれてありがとう」、「このトンネルが市民のみなさんの役にたてますように そしてトンネル工事がんばって下さい。」など、トンネル工事に対するたくさんのエールをいただきました。
児童が書いたメッセージ入りの防水シートは、トンネル工事が進むとコンクリートに覆われて見えなくなってしまいますが、完成後のトンネルの中に残り続けます。
本現場見学会が児童の記憶に末永く刻まれるとともに、梁川トンネルが将来に渡って地域に親しまれるインフラとなることを期待しています。
県では、今後とも現場見学会等で「事業の見える化」を図りながら、平成30年度の完成に向けて梁川トンネルの工事を進めて行きます。
一般国道107号梁川~口内工区の事業概要
一般国道107号は、沿岸部と内陸部を結ぶ幹線道路であり、東日本大震災津波の際は緊急輸送道路として大きな役割を果たしたことから、岩手県東日本大震災津波復興計画において「復興支援道路」に位置づけ、災害に強く信頼性の高い道路ネットワークの構築を目指しています。
一般国道107号の奥州市江刺区梁川から北上市口内町間は、急カーブや急勾配が連続する隘路となっており、交通事故が多発するなど安全で円滑な通行の支障となっていることから、県が平成25年度から梁川~口内工区の整備を進めています。
梁川~口内工区の整備により、東北横断自動車道釜石秋田線江刺田瀬ICへのアクセス性が向上し、工業集積地である県南地域と重要港湾等が位置する沿岸部を結ぶ道路ネットワークが強化され物流の効率化や産業振興等が期待されるほか、峠部へのトンネル整備により冬期間の交通環境が大きく改善されます。
- 計画延長:L=2,690m
- 計画幅員:一般部W=6.5(9.5)m、トンネル部W=6.5(8.0)m
- 主要構造物:(仮称)梁川トンネルL=1,022m
- 全体事業費:約46億円
一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事の概要
- 工事名:一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事
- 工事内容:トンネル工(NATM)1,022m、道路改良等
- 工期:平成28年7月7日~平成30年10月13日
- 工事受注者:飛島建設株式会社・株式会社ピーエス三菱・佐藤工業株式会社特定共同企業体
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