＜平成29年3月27日＞【復興支援道路】一般国道107号（仮称）梁川トンネル築造工事の安全祈願祭が開催されました！！

　県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道107号梁川～口内工区について、（仮称）梁川トンネル（L=1,022m）の掘削工事に本格着工することに伴い、平成29年3月27日に安全祈願祭が開催されましたので、お知らせします。

「復興道路」へのアクセス向上に向けて！トンネル掘削工事に本格着工！

　県が「復興支援道路」として奥州市江刺区梁川から北上市口内町地内で整備を進めている一般国道107号梁川～口内（やながわ～くちない）工区について、主要構造物である（仮称）梁川（やながわ）トンネル（L=1,022m）の掘削工事に本格着工することに伴い、平成29年3月27日に工事受注者主催による安全祈願祭が開催されました。

　安全祈願祭には、県、北上市、奥州市、地権者、工事関係者等約100名が出席し、工事の安全と早期完成を祈念しました。本工事については、平成30年10月のトンネル本体工完成に向けて、今後、本格的に掘削工事等を進めて行きます。

　県では、平成29年度からスタートする第3期復興実施計画に基づき、復興事業の総仕上げを視野に、復興の先を見据えた地域振興にも取組んでいくこととしており、梁川～口内工区についても早期完成に向けて全力で事業を推進して行きます。

　梁川～口内工区の事業計画の詳細は別添資料を御覧ください。

一般国道107号梁川～口内工区の事業概要

　一般国道107号は、沿岸部と内陸部を結ぶ幹線道路であり、東日本大震災津波の際は緊急輸送道路として大きな役割を果たしたことから、岩手県東日本大震災津波復興計画において「復興支援道路」に位置づけ、災害に強く信頼性の高い道路ネットワークの構築を目指しています。

　一般国道107号の奥州市江刺区梁川から北上市口内町の区間は、急カーブや急勾配が連続する隘路となっており、交通事故が多発するなど安全で円滑な通行の支障となっていることから、県が平成25年度から梁川～口内工区の整備を進めています。

　梁川～口内工区の整備により、東北横断自動車道釜石秋田線江刺田瀬ICへのアクセス性が向上し、工業集積地である県南地域と重要港湾等が位置する沿岸部を結ぶ道路ネットワークが強化され物流の効率化や産業振興等が図られるほか、峠部へのトンネル整備により冬期間の交通環境が大きく改善されます。

1. 計画延長：2,690m
2. 計画幅員：一般部 W=6.5（9.5）m、トンネル部 W=6.5（8.0）m
3. 主要構造物：（仮称）梁川トンネル L=1,022m
4. 全体事業費：約46億円

一般国道107号（仮称）梁川トンネル築造工事の概要

1. 工事名：一般国道107号（仮称）梁川トンネル築造工事
2. 工事内容：トンネル工（NATM）1,022m、道路改良工等
3. 工期：平成28年7月7日～平成30年10月13日
4. 工事受注者：飛島建設株式会社・株式会社ピーエス三菱・佐藤工業株式会社特定共同企業体