<平成30年5月29日>【復興支援道路】一般国道107号(仮称)梁川トンネルが貫通しました!!

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ページ番号1013764  更新日 平成30年5月29日

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 県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道107号梁川~口内工区において、(仮称)梁川トンネル(L=1,022m)が貫通し、平成30年5月29日に貫通式が開催されましたので、お知らせします。

~「復興道路」へのアクセス向上に向けて!(仮称)梁川トンネルが貫通!~

(仮称)梁川トンネル終点(北上市)側坑口部の写真
(仮称)梁川トンネル終点(北上市)側坑口部

 県が「復興支援道路」として奥州市江刺梁川から北上市口内町地内で整備を進めている一般国道107号梁川~口内工区(やながわ~くちない)工区において、主要構造物である(仮称)梁川(やながわ)トンネル(L=1,022m、以下「梁川トンネル」という。)が貫通し、平成30年5月29日に工事受注者(飛島建設株式会社・株式会社ピーエス三菱・佐藤工業株式会社特定共同企業体)主催による貫通式が開催されました(実貫通:平成30年4月20日)。

 貫通式には、県、北上市、奥州市、地権者、工事関係者等約150人が出席しました。また、梁川トンネルの掘削工事に当たり、トンネルが末永く地域に親しまれるインフラとなることを期待して開催した現場見学会に参加していただいた、北上市立口内小学校(5~6年生)及び奥州市立梁川小学校(4~6年生)の皆さんにも出席していただきました。

 式典冒頭の貫通発破では、細川県南広域振興局長、県議会議員等と一緒に両校児童の代表者にも発破のボタンを押していただき、平成29年2月のトンネル掘削工事着手から約1年3ヶ月の歳月をかけて施工してきた梁川トンネルが無事貫通しました。その後、関係者による貫通点通り初めを行い、参加者一同の盛大な万歳三唱で梁川トンネルの貫通を祝いました。

 また、口内小学校6年生の小野寺凛さん梁川小学校6年生の菅原樹莉さんから「梁川トンネル貫通を迎えての想い」を発表していただきました。

 口内小学校の小野寺さんからは、「このトンネルの工事を初めて見学したのは、昨年の夏のことでした。沿岸地域の復興のために、つらく、大変な仕事に毎日取り組んでいる工事関係者の皆さんの姿に感動したことを覚えています。このトンネルが完成することによって、行き来が今までよりもスムーズになり、人や物の流れが増えて、沿岸地域の復興につながると思います。雨や雪の日も、暑い日も、寒い日も、このトンネルを作るために工事に関わった皆さんに感謝します」とのメッセージをいただきました。

 梁川小学校の菅原さんからは、「私たちは一度、トンネルの見学をさせていただきましたが、今日、トンネルを見てその変化に大変驚いています。前回来た時にはメッセージ入りのシートをはらせていただくなど、とても貴重な体験をさせていただきました。このトンネルを通る度に見学に来てシートをはったことを思い出すと思います。工事は、これからも続くと思いますが、お体に気をつけて頑張ってください。私たちはこのトンネルを通る日をとても楽しみに待っています」とのメッセージをいただきました。

 本工区の開通により、江刺田瀬ICへのアクセス性が向上し、工業集積地である県南地域と重要港湾等が位置する沿岸部を結ぶ道路ネットワークが強化され、物流の効率化等が図られるほか、峠部へのトンネル整備により冬期間の交通環境が大きく改善されます。

 県では、平成30年度内の梁川トンネル開通を目指して、引続き全力で事業を推進して行きます。

関係者と小学校児童による貫通発破の写真
関係者と小学校児童による貫通発破

県南広域振興局幸野土木部長の貫通報告の写真
県南広域振興局幸野土木部長の貫通報告

細川県南広域振興局長挨拶の写真
細川県南広域振興局長挨拶

貫通点清めの儀の写真
貫通点清めの儀
岩手県及び関係市による貫通点通り初めの写真
岩手県及び関係市による貫通点通り初め

地域住民代表及び小学校児童による貫通点通り初めの写真
地域住民代表及び小学校児童による貫通点通り初め

参加者一同で万歳三唱の写真
参加者一同で万歳三唱

小学校児童が「梁川トンネル貫通を迎えての想い」を発表の写真
小学校児童が「梁川トンネル貫通を迎えての想い」を発表

小学校児童の想いがつまった作文は岩手県と工事受注者へ手渡しの写真
小学校児童の想いがつまった作文は岩手県と工事受注者へ

樽御輿入場の写真
樽御輿入場

関係者による鏡開きの写真
関係者による鏡開き

貫通式に参加した口内小学校と梁川小学校で集合写真の状況
貫通式に参加した口内小学校と梁川小学校で集合写真
【参考】梁川トンネル実貫通(平成30年4月20日)の瞬間の写真1
【参考】梁川トンネル実貫通(平成30年4月20日)の瞬間1

【参考】梁川トンネル実貫通(平成30年4月20日)の瞬間の写真2
【参考】梁川トンネル実貫通(平成30年4月20日)の瞬間2

一般国道107号梁川~口内工区の事業概要

一般国道107号梁川~口内工区の事業概要図
一般国道107号梁川~口内工区事業概要図

 一般国道107号は、沿岸部と内陸部を結ぶ幹線道路であり、東日本大震災津波の際は緊急輸送道路として大きな役割を果たしたことから、岩手県東日本大震災津波復興計画において「復興支援道路」に位置づけ、災害に強く信頼性の高い道路ネットワークの構築を目指しています。

 一般国道107号の奥州市江刺梁川から北上市口内町間は、急カーブや急勾配が連続する隘路となっており、交通事故が多発するなど安全で円滑な通行の支障となっていることから、県が平成25年度から梁川~口内工区の整備を進めています

 梁川~口内工区の整備により、東北横断自動車道釜石秋田線江刺田瀬ICへのアクセス性が向上し、工業集積地である県南地域と重要港湾等が位置する沿岸部を結ぶ道路ネットワークが強化され物流の効率化や産業振興等が期待されるほか、峠部へのトンネル整備により冬期間の交通環境が大きく改善されます。

  1. 計画延長:L=2,690m
  2. 計画幅員:一般部W=6.5(9.5)m、トンネル部W=6.5(8.0)m
  3. 事業期間:2013年度(平成25年度)~2020年度
  4. 全体事業費:約46億円
  5. 主要構造物:(仮称)梁川トンネルL=1,022m

一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事の概要

  1. 工事名:一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事
  2. 工事内容:トンネル工(NATM)1,022m、道路改良等
  3. 工期:平成28年7月7日~平成31年3月1日
  4. 工事受注者:飛島建設株式会社・株式会社ピーエス三菱・佐藤工業株式会社特定共同企業体

関連情報

<平成30年2月8日>一般社団法人岩手県建設業協会奥州支部現場見学会

<平成29年11月21日>奥州市江刺区梁川地区住民現場見学会

<平成29年11月16日>北上市口内町地区住民現場見学会

<平成29年11月6日>一般社団法人岩手県建設業協会北上支部担い手確保・育成事業現場見学会(岩手県立黒沢尻工業高等学校土木科3年生)

<平成29年10月13日>一般社団法人岩手県建設業協会主催平成29年度高等学校生徒対象建設工事現場見学会(岩手県立花巻農業高等学校環境科学科2年生)

<平成29年10月4日>一般社団法人岩手県建設業協会主催平成29年度高等学校生徒対象建設工事現場見学会(岩手県立盛岡工業高等学校土木科1年生)

<平成29年9月28日>一般社団法人岩手県建設業協会主催平成29年度高等学校生徒対象建設工事現場見学会(岩手県立一関工業高等学校土木科2年生)

<平成29年9月14日>岩手県立盛岡工業高等学校現場見学会

<平成29年8月30日>金ヶ崎町立金ヶ崎中学校キャリア教育・職場体験学習

<平成29年8月23日>北上市立口内小学校現場見学会

<平成29年7月19日>奥州市立梁川小学校現場見学会

<平成29年3月27日>一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事安全祈願祭

社会資本の復旧・復興ロードマップ

美しい県土づくりニュース

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このページに関するお問い合わせ

県南広域振興局土木部 道路整備課
〒023-0053 岩手県奥州市水沢大手町1-2
電話番号:0197-22-2881(内線番号:351) ファクス番号:0197-51-1405
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