<平成29年9月14日>一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事の現場見学会(岩手県立盛岡工業高等学校)を開催しました!!
県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道107号梁川~口内工区について、(仮称)梁川トンネルの掘削が約440mまで進捗し、工事が最盛期を迎えていることから、岩手県立盛岡工業高等学校(土木科2年生)を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。
~建設企業の将来を担う工業高校土木科生徒がトンネル工事を体験~
県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道107号梁川~口内(やながわ~くちない)工区については、主要構造物である(仮称)梁川(やながわ)トンネル(L=1,022m、以下「梁川トンネル」という。)の掘削工事が最盛期を迎えており、平成29年9月14日に岩手県立盛岡工業高等学校を対象とした現場見学会を開催しました。
現場見学会には、土木科2年生の生徒(35名)が参加し、梁川~口内工区の事業目的や整備効果、トンネル掘削工法等について学んだ後、約440mまで掘削が進んだ梁川トンネルの工事状況やトンネル掘削機械等を間近で見学しました。
現場見学会に参加した生徒からは、「トンネル工事を行うためにはどのような資格が必要なのか」、「トンネルを掘る時にはどのくらいの火薬を使うのか」などの様々な質問が出され、トンネル工事を興味深く学んでいる様子でした。
建設企業は、東日本大震災津波や平成28年台風10号等の災害発生時に道路啓開作業等に携わり社会資本の維持に努めるなど、県民の安全な暮らしを支える重要な役割を担っていますが、建設業従事者の高齢化及び若者の入職者の減少等で担い手の確保・育成が重要な課題となっています。
今回現場を見学した生徒達には、土木の魅力等を感じていただき、将来は岩手の建設企業の担い手となっていただけることを期待しています。
県では、今後とも現場見学会等で「事業の見える化」を図りながら、平成30年度の完成に向けて梁川トンネルの工事を進めて行きます。
梁川~口内工区の事業計画等の詳細は、別添の現場見学会資料を御覧ください。
一般国道107号梁川~口内工区の事業概要
一般国道107号は、沿岸部と内陸部を結ぶ幹線道路であり、東日本大震災津波の際は緊急輸送道路として大きな役割を果たしたことから、岩手県東日本大震災津波復興計画において「復興支援道路」に位置づけ、災害に強く信頼性の高い道路ネットワークの構築を目指しています。
一般国道107号の奥州市江刺区梁川から北上市口内町間は、急カーブや急勾配が連続する隘路となっており、交通事故が多発するなど安全で円滑な通行の支障となっていることから、県が平成25年度から梁川~口内工区の整備を進めています。
梁川~口内工区の整備により、東北横断自動車道釜石秋田線江刺田瀬ICへのアクセス性が向上し、工業集積地である県南地域と重要港湾等が位置する沿岸部を結ぶ道路ネットワークが強化され物流の効率化や産業振興等が期待されるほか、峠部へのトンネル整備により冬期間の交通環境が大きく改善されます。
- 計画延長:L=2,690m
- 計画幅員:一般部W=6.5(9.5)m、トンネル部W=6.5(8.0)m
- 主要構造物:(仮称)梁川トンネルL=1,022m
- 全体事業費:約46億円
一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事の概要
- 工事名:一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事
- 工事内容:トンネル工(NATM)1,022m、道路改良等
- 工期:平成28年7月7日~平成30年10月13日
- 工事受注者:飛島建設株式会社・株式会社ピーエス三菱・佐藤工業株式会社特定共同企業体
関連情報
<平成29年8月30日>金ヶ崎町立金ヶ崎中学校キャリア教育・職場体験学習
<平成29年8月23日>北上市立口内小学校現場見学会
<平成29年7月19日>奥州市立梁川小学校現場見学会
<平成29年3月27日>一般国道107号(仮称)梁川トンネル築造工事安全祈願祭
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美しい県土づくりニュース
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