<平成30年12月17日>【復興支援道路】一般国道397号(仮称)新小谷木橋上部工工事の安全祈願祭が開催されました!!
県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道397号(仮称)新小谷木橋について、上部工の架設工事に着工することに伴い、平成30年12月17日に安全祈願祭が開催されましたので、お知らせします。
~未来につなげる希望橋 (仮称)新小谷木橋~
県が「復興支援道路」として奥州市水沢で整備を進めている一般国道397号(仮称)新小谷木橋(L=597.0メートル、以下「新小谷木橋」という。)については、下部工(全11基)が全て完成し、上部工の工場製作等を進めて来ましたが、今般、現地で上部工の架設工事に着工することに伴い、平成30年12月17日に工事受注者(JFEエンジニアリング株式会社・北日本機械株式会社特定共同企業体)主催による安全祈願祭が開催されました。
安全祈願祭には、県、奥州市、地元関係者、工事関係者等約50人が出席し、鍬入れや玉串奉奠等で工事の安全と早期完成を祈願しました。
また、安全祈願祭後の着工セレモニーには、現場近隣の小学校から10人の児童(奥州市立羽田小学校6年生4人、奥州市立常盤小学校6年生6人)にも参加していただきました。
小学校児童を代表して、羽田小学校6年の小山田悠音さんから「僕らの明日への架橋に」と題した作文を発表していただきました。
小山田さんからは、「僕達は、昨年、橋脚にメッセージを残しました。新しい橋を通って中学校に通うことを夢見ながら書いたことを今でも覚えています。橋が完成するには長い年月と多くの人々の労力が必要です。建設のために働く方々には、怪我や事故なく安全に働いていただきたいです。そして、みんなが喜ぶ素敵な橋を造ってくださるようお願いします」とのメッセージをいただきました。
その後、県南広域振興局幸野土木部長による工事開始指示の下、工事受注者及び参加した小学校児童全員による「着工号令」で大型クレーンが動き出し、新小谷木橋の上部工架設工事に着工しました。
県では、新小谷木橋の2020年度の開通を目指して、引続き全力で事業を推進して行きます。
小谷木橋工区の事業概要
一般国道397号の小谷木橋(595.3メートル)は、昭和29年に架けられた橋梁であり、架橋から60年以上が経過して老朽化が著しいほか、幅員が狭く大型車のすれ違いが困難であるなど、安全で円滑な交通の支障となっています。
また、東日本大震災津波の余震(平成23年4月7日)では、小谷木橋の橋脚が傾き、約4ヶ月間の全面通行止めとなるなど、甚大な被害が発生しました。
このため、県では、岩手県東日本大震災津波復興計画(三陸復興道路整備事業)で一般国道397号を「復興支援道路」として位置付け、平成24年度から小谷木橋工区の整備を重点的に進めています。
- 計画延長:1,420メートル
- 計画幅員:一般部6.5(16.5)メートル、橋梁部6.5(15.0)メートル
- 全体事業費:約105億円
- 主要構造物:(仮称)新小谷木橋597.0メートル〔上部工形式:鋼10径間連続合成2主鈑桁〕
一般国道397号(仮称)新小谷木橋上部工工事の概要
- 工事名:一般国道397号(仮称)新小谷木橋上部工工事
- 工事内容:工場製作工、鋼橋架設工、床版工、橋梁付属物工
- 工期:2017年(平成29年)12月12日~2020年11月12日
- 請負額:3,090,040,488円
- 受注者:JFEエンジニアリング株式会社・北日本機械株式会社特定共同企業体
関連情報
<平成30年10月12日>新小谷木橋NEWS【Vol.5】
<平成29年11月7日・11月8日>奥州市立羽田小学校現場見学会
<平成29年7月31日>一般国道397号(仮称)新小谷木橋詳細デザイン検討委員会報告書
<平成28年11月21日・11月22日>岩手県立一関工業高等学校、岩手県立黒沢尻工業高等学校現場見学会
<平成28年5月31日・6月1日>奥州市立羽田小学校現場見学会
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このページに関するお問い合わせ
県南広域振興局土木部 道路整備課
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