<平成29年11月7日・11月8日>【復興支援道路】一般国道397号(仮称)新小谷木橋の現場見学会(奥州市立羽田小学校)を開催しました!!
県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道397号小谷木橋工区について、奥州市立羽田小学校の地域学習の一環として(仮称)新小谷木橋の現場見学会を開催しましたので、お知らせします。
~地域で末永く親しまれる橋梁の整備を目指して~
県が「復興支援道路」として奥州市水沢区で整備を進めている一般国道397号小谷木橋(こやぎはし)工区について、奥州市立羽田小学校の地域学習の一環として、平成29年11月7日、11月8日に(仮称)新小谷木橋(L=597.0m、以下「新小谷木橋」という。)の現場見学会を開催しました。
現場見学会には、11月7日に3年生(18名)と5年生(28名)、11月8日に4年生(17名)と6年生(23名)が参加し、新小谷木橋の事業計画等を学んだ後、工事が進む新小谷木橋の下部工(P4橋脚※)の現場を間近で見学しました。 ※北上川右岸側から4番目の橋脚
新小谷木橋は、昨今の県事業では施工事例が少ないニューマチックケーソン工法を採用した橋脚工事を進めており、水槽を使った手づくりの模型等を使用してニューマチックケーソン工法の原理や工事の進め方等を学びました。
また、現場見学会では、新小谷木橋の下部工(P4橋脚の基礎部)に羽田小学校児童が「未来の羽田地区に託す想い」をペイントしました。
奥州市と一関市にまたがる北上山地のエリアは国際リニアコライダー(ILC)の建設候補地になっていることもあり、ILCの建設を願うメッセージもペイントされるなど、児童の皆さんは未来の羽田地区を思い浮かべながら楽しそうにペイントしていました。
児童の皆さんが書いた「未来の羽田地区に託す想い」は、下部工工事が進むと見えなくなってしまいますが、完成後も橋の一部として残り続けます。
また、今回ペイントしたP4橋脚の上にはバルコニーを整備する予定となっており、子供達が将来に渡って新小谷木橋に親しみを持ってくれることを期待しています。
現場見学会資料は別添ファイルを御覧ください。
新小谷木橋は、これからニューマチックケーソン工法の橋脚工事が本格化しますので、現場見学等の希望がある場合は、県南広域振興局土木部道路整備課までご連絡ください。
小谷木橋工区の事業概要
一般国道397号の小谷木橋(595.3m)は、東北新幹線水沢江刺駅や鋳物工場等が立地する奥州市水沢区羽田町地区と奥州市中心部を結ぶ重要な橋梁です。
また、一般国道397号は、東日本大震災津波の際、内陸部と大船渡市や陸前高田市を結ぶ道路として、自衛隊や消防、救援物資の輸送等に重要な役割を果たしました。
しかし、小谷木橋は、橋の幅員が狭く大型車のすれ違いが困難であるほか、昭和29年の架橋から60年以上が経過して老朽化が進んでおり、安全で円滑な通行の支障となっています。
さらに、平成23年4月7日に発生した東日本大震災津波の余震では、小谷木橋の橋脚が傾き、約4ヶ月間の全面通行止めとなるなど、甚大な被害が発生しました。
このため、県では、岩手県東日本大震災津波復興計画(三陸復興道路整備事業)で一般国道397号を「復興支援道路」として位置付け、小谷木橋工区の整備を重点的に進めています。
- 計画延長:1,420m
- 計画幅員:一般部6.5(16.5)m、橋梁部6.5(15.0)m
- 事業期間:平成24年度~平成36年度(旧橋撤去を含む)
- 全体事業費:8,460百万円
- 主要構造物:(仮称)新小谷木橋597.0m
関連情報
<平成28年11月21日・11月22日>岩手県立一関工業高等学校、岩手県立黒沢尻工業高等学校現場見学会
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このページに関するお問い合わせ
県南広域振興局土木部 道路整備課
〒023-0053 岩手県奥州市水沢大手町1-2
電話番号:0197-22-2881(内線番号:351) ファクス番号:0197-51-1405
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