令和4年4月22日知事会見記録

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開催日時

令和4年4月22日10時00分から10時39分まで

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。最初に知事から発表があります。それでは、知事、お願いします。

知事
 令和3年度岩手県スポーツ賞についてですが、北京2022オリンピック・パラリンピックに出場した本県ゆかりの選手10人の方々を5月5日に表彰します。詳しくは配付資料を御覧ください。

広聴広報課
 以上で知事からの発表を終わります。

幹事社
 質問の前に記者クラブへの転入者を紹介いたします。転入した記者から一言挨拶をお願いいたします。

(記者紹介)

幹事社
 それでは、ただいまの発表事項1件について、各社から質問があればお願いいたします。

記者
 10名の中で、永井選手なのですけれども、(北京冬季五輪ノルディックスキー複合男子団体)銅メダルというすばらしい活躍をされた中で、2回前の定例会見のときには表彰の仕方を検討されるということをおっしゃっていたと思うのですけれども、このスポーツ賞をもって永井選手への表彰が、打ち止めという言い方でいいのかあれですけれども、終わりなのか、それともまた何か別の表彰も考えていらっしゃるのか、お考えを聞かせていただけますでしょうか。

知事
 永井選手は、長年にわたって世界を舞台に活躍され、そして、北京オリンピックにおいて、これまでの集大成となる銅メダルを獲得されました。大変喜ばしいことでありまして、また深く敬意を表します。今回永井選手の功績に対し、県としてどのような形で栄誉をたたえるのがふさわしいかを検討した結果、岩手県スポーツ賞を受けていただくということとしたところであります。

記者
 県民栄誉賞を受賞された方々のこれまでの基準と、今回の永井選手のオリンピック銅メダルというすばらしい成績は、過去に県民栄誉賞を獲得された方々の功績と比較しても、同等と評価してもいいのではないかという考えもあると思うのですけれども、そこの判断の何か違いみたいなのはありますでしょうか。

知事
 国際大会での最高賞とか、いろんな目安、県民栄誉賞にあり、また、国際大会での3位以上とか、オリンピック・パラリンピックについては、出場をもってとか、岩手県スポーツ賞にも目安のようなものはあるのですけれども、一方、やはり総合的に判断し、ほかと比較してというよりも、対象となる方の功績を総合的に判断して賞を決めているというところです。

記者
 概要の確認なのですが、今回が17回目の表彰というふうにあるのですが、これは今回の10名の方を含めて17件という意味なのですか。

知事
 これは、そういうことですね。毎年度、定期的にあるのですけれども、今回冬のオリンピック・パラリンピックを受けて、普段やらないような(今の)時期に17回目の授賞式をやるということになります。

記者
 では、毎年度表彰されておる賞ということですか。

知事
 はい。

記者
 おそらく表彰式の際にもお話しされると思いますが、改めて知事からこの10名に何かコメントがあれば、今時点でいただければと思います。

知事
 ちょっと前までは、岩手県は夏も冬もオリンピック・パラリンピックに誰も出ないというようなときも普通にあったわけでありますけれども、今回は史上最多(となる)オリンピック・パラリンピック合わせて10人(の出場)ということで、まずお一人お一人のそこに至るまでの努力、研さん、そして本番での勝負に心から敬意を表し、また、県民みんながうれしく思いましたので、感謝を申し上げたいと思います。
 そして、今回は毎日のように途切れなく岩手県ゆかりの選手の活躍が報道されるということで、県民も一層力をいただいたというところがあり、チーム岩手的なつながりで、非常にありがたかったと思います。ビンドゥンドゥンを小林陵侑選手がもらって、おなかに入れた(胸元に抱いた)ものを永井選手も同様におなかに入れる(胸元に抱く)とか、岩手関係選手ならではの作法が生まれたりとか、そういうチーム岩手としての今回の県に対する貢献ということも感じております。

幹事社
 それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありませんので、各社から質問があればお願いします。

記者
 ゴールデンウイークが近づいています。先日の会見でも少し話題になりましたけれども、コロナ感染者が高止まりする中で、県のほうで何か対策のほうを取るおつもりがあるのかどうか、お聞きをしたいと思います。というのも、昨年を振り返ってみますと、このゴールデンウイーク期間後にさらに感染が拡大したということもありました。まずはそこのところをお伺いできればと思います。

知事
 まず、先週の定例記者会見で、冒頭で新型コロナウイルスに関する知事からの発表という特別なことを行ったのですが、それは岩手県内で1日の感染者数も、1週間10万人当たりの感染者数も、それぞれ過去最多になるという状況で、これ(感染者)をこれ以上増やさないようにということで、県民の皆さんにお願いをしました。その結果、オミクロン株になって1週間前ぐらいの感染状況が1週間後公表される感染者数になって出てくるという意味では、今から2週間前ぐらいから実際にピークに至りつつある、そういう数字を見て、県民の皆さんがより気をつけるようになってくださったからかとも思いますけれども、この1週間くらいは徐々にではありますけれども、感染水準が下がってくるような1週間だったと思います。
 ただ、劇的にずっと下がり続けるというような感じの傾向でもありませんし、場所によって、あるいは分野によってクラスターが出て、新規感染者数がぐっと伸びるような、そういうケースもあります。そういう状況を改めて確認しながら、ゴールデンウイークも視野に入れて、改めて感染拡大の多い場所あるいは場面について気をつけるということ。
 そして、子どもたちの感染が多いのですけれども、子どもたちが家庭で親にうつしても、その親たちは職場であまり広げないようにしてくださっていると思います。職場でのクラスターの例もあるのですけれども、子供から感染した大人が職場に出ているのですが、早め早めに検査をし、陽性と分かって隔離されて、職場にはクラスターをつくらないという、感染の連鎖を止めているケースもかなりありますので、そこをさらに徹底していこうということ。それらを確認し、県民の皆さんと共有するため、今日の午後、いわて未来づくり機構ラウンドテーブルを緊急に開催しまして、産学官の経済界と大学関係、そして行政を代表して県が一緒になりまして、現状の確認と、そして県民への呼びかけをしたいと思います。
 これで1つ、ゴールデンウイークに向けての現状分析と呼びかけということになると思うのですけれども、ゴールデンウイークの本格的な部分は来週の金曜日、(4月)29日からということになりますので、この(一週)間、さらに状況を見ながら、必要に応じて連休における岩手県民としてどういうふうにしていけばいいかというのを県のほうから発信していきたいと思います。

記者
 分かりました。では、来週はゴールデンウイーク期間中の留意点というものを発表されるということで、この質問については終わりにさせていただきたいと思います。

知事
 今日も、ある程度ゴールデンウイークを意識して、この週末から長期休暇に入る方々も少なくないし、県としてもそれ(休暇を分散して取ること)を奨励していますから、早めに集中して取る人、遅れて集中して取る人、そういう意味で今日ぐらいから休暇に入っていくことを推奨しておりますので、基本的な感染対策の徹底ということが中心になるのですけれども、帰省や観光で多くの方が移動する大型連休という、そういう状況を踏まえた感染対策の徹底を、まず今日お願いする予定です。

記者
 ありがとうございます。そうすると、平時ではない連休中の人の移動というようなことも考慮したような感染対策が(いわて未来づくり機構)ラウンドテーブルのところで発表されるというふうに理解をいたしました。
 もう一つ知事にお伺いしたいのが、先日御自身の後援会の会合の中で、県庁舎の建て替えについて、本年度準備に着手したいというような言及がありましたけれども、まず現時点の検討状況というのをお伺いしたい。また、その御発言に至った思いというのがあるかと思うのですけれども、そこをまずお伺いできればと思います。

知事
 私が話をしたのは、メインとしては「持続可能で希望ある岩手を実現する行財政研究会」に作業をしてもらい、その報告を踏まえて岩手の財政が中長期的に困らないようにすると。それは、私も4期16年知事をやらせていただくわけでありますので、4期16年もやってやり残したことがあるとか、後に負の遺産を残すとかというのはよくないと思っておりますので、将来困らないようにしておくという手を今年度打っておこうと。その一環というか、行財政改革の一環と言っていいと思うのですけれども、県庁舎の建て替えということも、これは耐震性の問題をはじめ、その必要性は既に指摘されているところでもありますので、これも準備に着手しなければならないと思っているということであります。
 年度内に具体的にどこまで行けるかというのは、ちょっとやりながらでないと見えてこないのですけれども、私の4期16年(の任期)が終わったその次の時代にあまり困らなくて済むような手は打っておきたいと思っております。

記者
 分かりました。「(持続可能で希望ある岩手を実現する)行財政研究会」のほうでは、おそらく県財政というものの健全化を図っていくという中で、その中で課題の一つでもある県庁舎の建て替えというのも、おそらくそのテーブルに乗ってくるというような見方をしてよろしいのか、それともそこは切り離される部分なのかというのをまず教えていただければと思いますが。

知事
 略して希望行財政研究会は、委員の皆さんにかなり自由に議論していただきますので、今の段階で県庁舎建て替え問題のような具体的な問題がどう取り上げられるかというのは、決まっていないというところだと思います。

記者
 ありがとうございます。それで、本年度中にというふうなお話があったので、知事の御意向の部分に大きくよるのかなとは思うのですが、当然計画を立てていく段階、整備に着手する段階、完成する段階というふうに大まかな、どれくらいのスケジュール感で知事はお考えになっているのかというのをお伺いいたします。

知事
 それが決まらないままで、今の知事の任期の次の知事の任期をスタートさせるということになると、次の知事の任期の県政はちょっと困ったことになるでありましょうから、まさにそういうことを年度内、あと事の本質からいえば私の任期内に決めておきたいということになります。

記者
 分かりました。そうしますと、任期内に建て替えの方向性というものを出していきたいというようなことでしょうか。

知事
 困らないようにしておくというのが意図であります。ちょっと正確に繰り返すのができないのですけれども、今記者さん御指摘の言葉を聞いて、ああ、なるほど、そういう考え方もあるのだなと思いましたので、それも参考にしていきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。では、これについては最後にしたいのですが、整備地、現在内丸地区というところは、再整備に向けた動きが様々出ています。盛岡市役所の建て替えの問題であるとか、そのほかにも官公庁、あとは民間の企業でも建物の老朽化というものが進んでいて、再整備していくためにはどうしたらいいのかという協議が続けられています。そういった中で、県庁舎の建て替えの位置、どこが適地というふうに考えていらっしゃるのか、お伺いできればと思います。

知事
 それは、おっしゃるように、盛岡市における内丸再開発ビジョン(内丸地区将来ビジョン)や計画との関係というのが非常に大事だと思います。県としてもそこに適宜参画したり、また途中途中出来ているものを参考にしたりしているのですけれども、まずは、県庁がここにあることを前提にして、盛岡市のそういうビジョンや計画というものも作られているのかなというところではあるのですけれども、ただ、盛岡(市)の内丸に関するビジョンや計画も、まだまだいろいろな可能性が新しく入ってくる余地もあると思いますし、未来の都道府県庁舎のあり方というのは、デジタル化の時代ですから、箱物のあり方ということについては、かなりいろいろな考え方があり得るでしょうから、そういうところをどこまで決めておけばいいのか、あるいは考え方の方向性のようなものをあらかじめどのくらい決めておけばいいのか、その辺を任期内に詰めておくという感じになると思います。

記者
 今の質問に関連してなのですが、今知事の御発言で、(4期)16年(の任期)が終わった次の時代に困らなくて済むような手を打っておきたいという御発言がございました。聞き方によっては、今の4期16年の4期目を集大成というふうに考えておるように受け止めることもできるのですけれども、その辺り現時点でこの任期を最後にするというふうなお考えであるのか、その次もこれから検討するというふうな余地を持っていらっしゃるのか、その辺りの考えを伺わせてください。

知事
 岩手県で知事が4期目をさせていただくというのは、大変特別なことで、過去、千田正(元)知事にそういう例が1つあっただけで、最長タイ、同列最長という、そういう特別なことをやらせてもらっていますので、その在り方がどうあるべきかということに集中して考えている中から、4期もやってやり残したことがあるというのではよくないなと考えているところです。

記者
 ということは、まだ任期限りをもって知事を引かれるとか、その次を考えているとかというところについては、まだ全然考えているところではないということでしょうか。

知事
 そういうことです。

記者
 私も(県庁舎の)建て替えの部分についてお伺いします。ちょっと重複する部分もあるかもしれませんが、そうするとある程度、4期16年の知事の御自身の任期内の中で、場所も含めた一定の方向性を出して着手するまで計画として策定するのか、その辺りスケジュール感、先ほどもちらっと出ましたけれども、その辺りのお考えというのはどのような感じなのでしょうか。

知事
 私が生まれた頃に建ち、もう築五十五、六年になるので、私が赤ちゃんの頃に母と祖母に連れてきてもらっているのですけれども、できたばかりの市民開放のときに。今、使えていることは使えているのですけれども、やはり建て替えのことについて、県民的議論が全くないというのもなんでありますし、今日みたいにマスコミの皆さんにもちゃんと意識していただいて、質問してくださっているということは、県民的にも一緒に考えていけるなと今心強く思っております。
 やはり、いつまでもこの庁舎をこのままで使い続けるわけにはいかないわけですし、建て替えなければならないのであれば、今、盛岡市で内丸再開発、それこそ着手していると。そして、デジタル化の時代になっていくと。そういう中で、どういう岩手県庁舎というのがいいのか、そしてあとはやっぱりお金の問題です。お金の問題については、早い段階で計画的に取り組んでいかなければならないということがありますので、その辺を任期中にやれればなと思っています。

記者
 そうすると、内丸再開発の部分、知事が今おっしゃった部分ですが、そこも踏まえてやはり検討していく余地があるということでしょうか。

知事
 盛岡市がやっている再開発のビジョンとか計画とか、パブリックコメントもやりましたが、やはり私も考えるわけです、県所有の物件も多々ある内丸地区でありますから。ですから、私の頭の中では、県庁舎のあり方をいろいろ考えているところは実はあるのですけれども、これは私の中だけでやっているのではなくて、県として組織的に対応していこうということです。

記者
 私の質問最後なのですけれども、先ほどもお伺いしていたのですけれども、4期16年の集大成ということを強調しているように思えたのですが、あと発言の場所も御自身の後援会でこういった発言をなされたということで、何か次の知事選への出馬の進退も含めて、先ほどお考えにないというのはありましたけれども、改めて、それも含めて、お考えというのは現時点では全くないのでしょうか。

知事
 まずは、4期目の在り方、4期目をやっている知事の在り方、これを後援会の皆さんと共有したいということであります。県民の皆さんの負託をいただいて、過去に1人、1回しか例がない4期目の岩手県知事をやらせていただいているというありがたさ、そしてその意義、そこで何をしていかなければならないかということを後援会の皆さんとも一緒に考えたいという趣旨であります。

記者
 私からは、八幡平市に開校を予定しているハロウインターナショナルスクール安比校についてお伺いしたいと思います。先日初代校長先生が知事と挨拶する予定でしたけれども、急遽中止ということになってしまいまして、ただ同日東京のほうで、ハロウ安比校に携わっている岩手ホテルアンドリゾートが安比校を含む安比高原の国際化構想について大々的に発表したことについてなのですけれども、正直まだ安比校が開校していないというところの時期もあって、今後開校して具体的にどうなっていくかというところもちょっとまだ不透明なところがある中で、あのようにこのタイミングで大々的に発表したというところに一部疑問に思う方もいると思うのですけれども、このタイミング、あと校長先生も今月日本に来たばかりで慌ただしい時期に、東京のほうでもああいった関連する発表があったことについて、時期とかも含めて、知事のお考えをお願いいたします。

知事
 今回急遽都合が悪くなって、ヘッドマスター、校長先生とお目にかかる予定がキャンセルになったのは残念だったのですが、お目にかかる予定を組めるくらい準備が順調に進んでいると理解しておりまして、そこまでハロウ(インターナショナルスクール)安比(ジャパン)の準備が軌道に乗ってきたことを踏まえて、安比高原の総合開発に取り組んでいる会社としてビジョンを発表したということなのかと思います。
 ハロウ(インターナショナルスクール)安比(ジャパン)の開校ということで、世界有数の学びの場として安比高原を選んでもらったというのは、岩手県としてもありがたいことだと思っておりまして、そういう世界有数の学びの場、その背景にあるのは豊かな自然だったり、学習院の合宿所もあって、今の天皇陛下も若い頃に学習していた場でもある。そういう自然と歴史、伝統を生かしながら、新たな地域づくりをしていくというビジョンが発表されたのかなと理解しています。

記者
 分かりました。今月頭のほうに初代校長先生が安比校のほうで就任会見を開いた際に、今後地元のために交流とか活性化に貢献したいといった旨のお話をされていましたけれども、ただ実際開校してみないとどういった形でするかというところの具体的な交流とかの内容については言及されていなかったところもありまして、さらに先日の岩手ホテルアンドリゾートの発表も、構想としてはすごく練ったものとは思うのですけれども、ちょっと具体性にまだ欠けている部分があるのかなといった印象もあったのですけれども、そうなるとやっぱり地元住民とか八幡平市、岩手県を含めてどれぐらい地元に還元がされるか、どのように活性化されるかというところで、ちょっとうまくつかめない住民とか、そういった声もあると思うのですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。

知事
 今の段階では、ロンドン近郊のハロウスクール本校の教育方針というのが明らかにされながら、その方向性に沿ってハロウ(インターナショナルスクール)安比(ジャパン)はこんなふうになっていくというような、まだ抽象的な話にとどまっているのだと思います。具体的にいつどこで何をやるか決める際に、これも私も不案内なのですが、民主的な決め方を学校としてする場合に、先生方の意見を聞くとか、生徒の意見も聞くのでしょうか、何らかの組織的な決定、ボードとか理事会に当たるものかな、いろいろなそういうインターナショナルスクールかつハロウスクール独特の意思決定の仕方があるのだと思うので、そこで適切に決定されていくものと理解しています。

記者
 分かりました。繰り返して申し訳ないのですけれども、やっぱり(ハロウ)安比校も含めた、こういった安比高原の国際化の構想というのは、主体が岩手ホテルアンドリゾートというのもあって、どうしても商業的な部分ですとか、そういった側面もあるかもしれないという疑問はあるのですけれども、そういったものを含めて知事としてもまだ疑問に思う点はあるということでよろしいでしょうか。

知事
 全然そんなことは言っていません。

記者
 失礼しました。

知事
 それは全く違うとしか言いようがないのですけれども、ハロウスクール本校の役員になっている人たちも貿易会社の社長さんとか、経済界で活躍している人たちがいますし、香港にあるインターナショナルスクールの本部で中心になっている人たちも、やはり経済界でも活躍している人たちです。大英帝国が教育を振興していくというときに、経済界とどういう関係で進めていくのがいいかというのには、本当、東インド会社ができる前からハロウスクールはありますから、そういう歴史の中で様々経済界との関係というのも主体的に考えて行動していくものと理解しています。

記者
 関連して学校の件なのですけれども、地元経済にとっては学校にどのように関わることによって地元の経済にとって活性化に寄与するとお考えですか。

知事
 私は、ハロウ(インターナショナルスクール)安比(ジャパン)の意義として、さっきも言ったのですけれども、学習院の合宿所があって、御皇族の子弟も時々いらっしゃるという、それに近いイメージを持っているので、それが持つ経済効果というのは、今すぐには思いつかないのですけれども、そこでいろいろ毎日たくさんの食べ物を消費したりとか、いろいろな消費活動が行われる、そしてそれは経済活動が行われるということでもありますし、御父兄の方々が時々様子を見に来て、周辺の都市に滞在して買物もしたりするとか、その際に交通機関をいろいろ利用するとか経済活動の広がりというのはいろいろ考えられますので、そこに地元経済界がどう関わってくるかというのはこれからのことだと思います。

記者
 若干話が戻るのですけれども、県庁舎の件も含めて、今後はともかくとして、4期目の任期中に知事が動きたいと思っていること、ハード面、ソフト面含めて、ほかに何かございますでしょうか。

知事
 端的に言うと負の遺産を残さないということで、むしろプラスの遺産を残せるようにしていきたいということであります。そして、では具体的に何をするのかというのは、まさにアクションプランの最後の仕上げの1年間の様々な事業と、そしてアクションプランの策定作業の中で具体的に何をするかということは決めて、そしてやっていきます。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は5月13日(金曜日)の予定です。

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政策企画部 広聴広報課 報道担当
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