県北地域における鶏伝染性喉頭気管炎の続発事例
内容
鶏伝染性喉頭気管炎(ILT)は、ILT ウイルス(ILTV)の感染により、鶏が開口呼吸、血痰の喀出等を示す届出伝染病で、重症例では気道狭窄により窒息死し、死亡率は 10~20%と高いです。本病は、ワクチン接種による予防が有効であり、近年は西日本での散発的な発生に留まっています。令和4年9月、本県では38年ぶり(初発は1984年の採卵鶏農場)に県北地域の採卵育成農場で本病が発生し、それ以降、近隣の養鶏場で続発(採卵鶏1件、肉用鶏2件)しています。近年、本病に対する警戒が薄れ、ワクチンを使用しない農場が多いこと及び飼養衛生管理が不十分であることが、これらの発生の背景にあると考えられ、今後、さらに続発が懸念されることから、農場への注意喚起が必要です。
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