令和5年度病性鑑定技術研修会(豚熱・アフリカ豚熱の診断)の開催報告
内容
本州における飼養豚への豚熱(CSF)ワクチン接種により、近年のCSFの発生頻度は減少傾向にありますが、CSFウイルス(CSFV)に感染した野生イノシシは未だ確認(本県における感染率:19.3%)され続けており、養豚場へのCSFV侵入防止対策が必要です。また、本病と同様に養豚業界に甚大な損失を及ぼすアフリカ豚熱(ASF)は、国内での発生はありませんが、韓国等の近隣諸国で継続発生しており、いつ国内でASFが発生してもおかしくない状況です。
本県では、CSFとASF、高病原性鳥インフルエンザ、口蹄疫等の重要伝染病の的確な診断、迅速な防疫措置を目的に全家保職員を対象に、毎年、研修会を実施しています。
本年7月28日に開催した研修会では、「CSF・ASFに関する基礎知識」、「異常豚通報受理時から病性鑑定豚の選定」、「CSF・ASFの類症鑑別」、「豚の解剖手順・検査材料の採取」等の診断技術研修に加え、令和3年から実施している「CSFワクチン接種農場における免疫付与状況確認検査結果」に基づく予防対策について最新の情報を共有し、有事に備えた対応を検討しましたので、その概要について報告します。
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