令和2年6月15日知事会見記録
開催日時
令和2年6月15日 15時30分から16時12分
会見記録
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表があります。それでは、知事お願いします。
知事
第10回いわてマンガ大賞コンテストの作品募集を6月19日に開始します。「一般部門」と「1~4コマ部門」があります。外国人や海外からの応募も期待しています。「一般部門」の大賞作品は、インターネット上の「コミックいわてWEB」で公開し、単行本コミックいわてシリーズ第10弾にも掲載します。「1~4コマ部門」の受賞作品は、「コミックいわてWEB」に掲載します。作品の題材の例として、岩手の幸福、岩手の食、文化芸術、スポーツなどのほか、今回は新型コロナウイルス感染症対策としての「新しい生活様式」を加えました。一次審査の通過作品を対象として、作品添削会を開催します。応募方法は、郵送又はインターネットです。
以上です。
広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
幹事社
質問の前に記者クラブへの転入者を紹介させてください。5月に転入した弊社記者から一言挨拶をさせていただきます。
(記者紹介)
幹事社
それでは、ただいまの発表事項1件について、各社から質問があればお願いします。
記者
すみません、作品の題材の例として、「新しい生活様式」というものがありますが、これはコロナ対策についても題材とするような中身になるのでしょうか。
知事
はい。
記者
なるほど、分かりました。ありがとうございます。
記者
前回、海外の作品も届いたということで、今も話があったように、コロナに関して言うと、リモートとかネットで色々な世界とつながっていることが多いと思います。そうした中で、国内はもちろん、海外も広くというのは発信の仕方としては、何かもう少しスパイスを更に加えると海外も広がるような気がするのですが、何か募集の仕方について、更に検討するようなところはお考えとしてはありますか。
知事
募集の仕方としては、英語、フランス語、中国語でも募集します。
記者
作品を寄せられること自体は、数に限りはあったと思うのですけれども、アクセスというのでは、今回は期待できるような気がしますが、知事はいかが受け止めていますか。
知事
インターネットで応募を受け付けるのは今回が初めてですので、そこに期待します。
幹事社
それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありませんので、各社から質問があればお願いします。
記者
岩手競馬についてですけれども、昨日、場外馬券売場の一部再開となりました。地方競馬の中で、岩手が先頭を切って場外馬券売場を再開したわけですけれども、喜んだファンも多いと思いますが、これについてのまず受け止めをお願いします。
知事
多くのファンの方々が場外発売所に来てくださって、ありがたく思います。売上げも場外発売所の経費を上回るくらいプラスアルファのもうけが出ましたので、よかったと思っています。
記者
売上げもよかったということですけれども、今後、競馬場にお客さんを入れる、無観客競馬の解除という部分について、知事の考えとしてはどうなのでしょうか。
知事
この週末も混乱なくいい感じで、レースの画面を見てもらったと思っています。プロ野球やサッカーのJリーグも無観客で始まりますけれども、政府のガイドラインでは、だんだん屋外でのイベントも座席の半分を使わないやり方であれば、オーケーということですので、それを参考にしながら考えていきたいと思います。
記者
地方競馬全国協会のマニュアルを今回参考にしながら、場外馬券売場を再開したということで、前回はマニュアルが無いとできない、というようなお話もありましたけれども、独自にマニュアルのようなものをつくって、コロナの感染がゼロの岩手県が先行して競馬場にお客さんを入れた状態で、再開ということを目指すというような考えもあるのでしょうか。
知事
岩手だけがやるということは今は考えていません。
記者
今後検討をする中で、ほかのJリーグを参考にするなどありましたけれども、状況を見ながら判断していくということですか。
知事
全国各地の地方競馬をやっているところも、他のスポーツを見ながら色々と考えると思いますので、相談しながらやっていきたいと思います。
記者
ありがとうございます。あともう一点、前回フェースシールドを着用して初めて会見に臨んで、注目を集めたと思うのですけれども、今回もフェースシールドをつけた理由など何かあれば教えてください。
知事
マスクをしているよりも顔が見やすいのではないかと思いました。
記者
それは、今後もまたフェースシールドをつけてというお考えなのですか。
知事
すぐ近くに話す相手がいませんので、マスクをつける必然性というのはあまりないのかなと思っています。
記者
先月の14日に本県を含む39県で、新型コロナウイルス対策に係る緊急事態宣言が解除となりました。昨日が14日でしたので、1か月経つわけですけれども、この間、岩手県は感染未確認地域を維持している。一方で、都道府県をまたいでの往来の自粛が緩和されたりして、緊急事態宣言下よりは岩手県を取り巻く状況も変わってきたと思います。この緊急事態宣言が解除になってから1か月間の県の感染症対策の取組とその成果について、どのように評価していらっしゃいますでしょうか。
知事
まず、東北全体が1か月半新規感染者が無かったと受け止めています。昨日、福島で2人感染があったということなのですが、フィリピンから帰ってきた人で、フィリピンで感染したようですので、東北地方で感染者が出てないというのが1か月半くらい続いていると言っていいのだと思います。東北全体として、それだけリスクが低いということだと思います。これは、岩手を含め東北の中で住民の皆さんが感染防止の努力をしてくださっていることが一つで、もう一つは、東北を訪れる人たち、特に東京など感染がある程度あるところから岩手や東北に来る人たちが気をつけてくれているおかげでもあると思います。
一方で、北海道の札幌や北九州のような地域的に感染が増えることというのは、いつ、どこで起きるか分からないので、岩手県としても検査・医療体制については強化してきています。これは、やはり力を抜くわけにはいかないところですので、先週可決してもらった第3次補正予算、これも活用して、検査体制と医療体制はさらに強化していきたいと思います。
記者
分かりました。東京都では、昨日久々に40人以上の感染者が確認されまして、その多くがいわゆる夜の街の関係者であったということで、そういった繁華街の接待を伴う飲食店というのは、いまだにクラスターの発生に関してはリスクが高い状況にあるということが分かります。県内においてもそういったお店は存在するということで、都道府県をまたいでの往来が多くできるようになったことで、岩手県のそういったお店においてもクラスターが発生する危険性というのはあると思います。県としてそういったお店への対策について、何か考えていらっしゃることがもしあれば教えてください。
知事
国の専門家会議が接待を伴う飲食店のリスクが高いと指摘したのが3月末の分析提言で、グラフもはっきり示して、東京でのいわゆる夜の街クラスターのリスクの高さを指摘しています。3月から4月、5月、6月と東京では、繰り返し夜の街クラスターが起きていますけれども、岩手県では出ていないということがありまして、営業形態に違いがあるということが1つ、あとは外国から帰ってきた感染者の数が、東京と岩手では、岩手はゼロという結果ですし、東京の方では大勢出ているわけです。ということで、東京と同じことがそのまま岩手で起こるわけではないと考えています。
国の専門家会議がつくった全国の感染日で見た、感染日のグラフですけれども、3月中旬にピークがある、外国からの帰国者の山がオーバーシュートを引き起こして、全国的な山をつくってしまったのですよね。この山ができるときのことを思い出すと、多かったのが夜の街クラスターと、あとは病院の院内感染、福祉施設の施設内感染ですね。帰国者と夜の街と院内施設内感染の3つがリスクが高いというのは、専門家会議も早い段階からずっと指摘していることで、そこに気をつけていれば、3月から4月にかけて起きたような山はもう日本では起きないのだと思いますし、岩手でも起こさずに済むと考えています。
記者
今日、花巻空港で新千歳と大阪の間を結ぶ路線の運航の一部が再開しました。名古屋便についても今月1日に一部再開して、少しずつ人の往来が出始めてきています。ただ一方で、上海などを結ぶ国際線というのは、まだ再開の見通しが立っていないわけで、この件についての知事の受け止めをお願いできますか。
知事
日本全体として、外国から入ってくる人の数が少なければ、日本国内での人の動きが多くなっても、感染リスクというのはかつて起きたほどには高くはならないと考えます。
一方、全然動かないことと比べると国内での県境をまたいだ動きが増えればリスクは上がりますので、感染対策をより強化していくようにしたいと思います。
記者
人の動きが大きくなることというのは、岩手県の経済にとっては喜ばしい動きかと思うのですが、それについていかがでしょうか。
知事
一人ひとりの自己実現、一人ひとりの人間が生きていく上で、やりたいことをやることができるというのはまず大変いいことだと思っています。岩手の経済のことを考えますと、それぞれ色々な仕事を通じて、世の中の人のために役に立ちながら収入を得て、そしてそれをさらに拡大していきたいという、岩手の人たちのそういう意欲が今まで抑えられてきたと思いますので、それがより実行できるようになるということは大変好ましいと思います。
記者
一方で、国際線に関しては、これはもちろん航空会社の事情もあるので、岩手県としてどうにかできる問題でもないとは思うのですけれども、知事としてはどういった態勢が整えば、国際便の運航が再開できる流れになるとお考えでしょうか。
知事
日本全体としての1日の新規感染者数を50人か100人かに抑えることができればいいと思います。まあ、50人にしておきましょうか、50人以下に抑える。2月から3月にかけてがそういう状態だったのですけれども、その頃の水準がキープできれば、その頃、外国との出入りがそれなりにあったわけですけれども、いいのだと思います。
記者
観光の関係で、先週可決された第3次補正予算では、県民に対して県内の宿泊施設に宿泊する場合に最大2,000円を助成するなどの観光事業が盛り込まれています。ただ、その一方で、例えば北海道では1泊当たり1万円で最大5泊まで割り引くなど、他都道府県では岩手県よりも手厚い割引き事業がなされているのですけれども、こういったことについて岩手の割引き事業が見劣りするのではないかとも思えるのですけれども、知事はどのように捉えていらっしゃいますでしょうか。
知事
県と市町村を合わせるとそれなりの補助額になります。あとは、旅行をする人がどのくらい負担するかというのを考えても、負担はかなり楽になると思います。今はまず、市町村ごとの宣伝、アピールで、市町村ごとに住民の皆さんに働きかけてもらうところから始まっている印象を持っていますけれども、県としては今週金曜、19日に一つ大きなイベントをやって、オール岩手、さらには県境をまたいだ観光振興に力を入れていきます。
記者
分かりました。知事としては、これでも十分と思うかもしれないですけれども、他県でできて、岩手でなぜもっと手厚い割引き事業ができないのか、なぜなのかというのを教えていただけないでしょうか、例えば財政的になかなか打ち出すのが難しいとか、ほかのメニューがある中で、観光の割引き事業はこれをやるのが精いっぱいなのか、そういったところのお考えを教えていただけますか。
知事
観光関係者ともよくよく相談した上、総合的に決めました。
記者
今週の19日に県をまたぐ移動の自粛が全面的に解除されて、県外客の受入れも徐々に本格的に始まるかと思うのですけれども、県外から岩手に来られる方々に改めてメッセージなどあればお願いいたします。
知事
感染対策と社会経済活動の両立ということで、日本みんなで、オール日本でやっていこうということを観光の分野でもいよいよやりましょうということです。初めてのこと、前例がない新しいことですので、迎える側と、それからお客さんの側とでやはりお互い配慮し合って、一緒に新しい生活様式を一緒につくっていくという感覚が大事だと思いますので、自分は何もしない、全部迎える側でやれみたいな旅行は、コロナの時代にはそれはなしですので、お客さんの側も感染対策に努力と工夫をする、そして迎える側も感染対策に努力と工夫をして、そして力を合わせてコロナ感染対策をしながらの日本の観光を一緒につくっていきましょうということを言いたいと思います。
記者
関連してなのですけれども、観光の本格的な再開ということで、観光の事業者さんとか宿泊関係の事業者さんは非常に喜びが大きいと思うのですけれども、一方で東京都で昨日新たに47人の感染があったりですとか、その中で岩手県ではまだ感染者は一人も出ていないということで、受け入れる観光業者さんにとっても、例えば自分たちのお店で感染者を出してはいけないというようなプレッシャーもあるかと思うのですけれども、そこら辺について何かお言葉があればお願いいたします。
知事
「第1号になってもとがめません」ということをまた言いたいと思います。そのときは、県も最寄りの保健所をはじめ、対策に行き、手伝いに行き、きちんと対処できるようにしますし、決してそれを後ろめたく思わないでほしいと思います。
東京のほうでは、特定のホストクラブを中心に大規模なクラスターが発生したということ、それに加え、病院や福祉施設の院内感染というのがまだあるということで、感染の数が多くなっているのだと思います。その関係者の皆さんには、それぞれの感染対策をきちっとやっていただきながら、やはり遠くに旅行というよりも、まずは自分たちのエリアで感染が拡大しないような慎重な行動を取っていただきたいと、直接関係している人たちにはそう思います。そこに直接関係していない東京都民の皆さんの感染リスクというのは、欧米の状況などから見れば、岩手と変わらないくらいリスクは低い状態になっていると思います。感染対策は必要なのですけれども、自分には感染対策ができないのではないか、行った先で感染対策ができていないのではないか、ということをそれほど恐れずにやってほしいと思います。
記者
先ほどの知事のお話の中で、19日に観光関係の大きなイベントをやるということをおっしゃいましたけれども、現段階でお話しできる範囲で構いませんので、どういったことを考えていらっしゃるのかということをお願いできますでしょうか。
知事
改めて、まず岩手県民の皆さんに県内の観光施設をどんどん利用してくださいという呼びかけをすることと、加えて、日本全体、全国の皆さんに県境を越えた観光をこれからはやりましょう、岩手にも来てくださいとアピールするということです。
記者
この間の補正予算の割引の事業もありましたけれども、経済的なインセンティブをつけるという意味では、県外からの観光客を呼び戻すため、何か考えていらっしゃることはありますでしょうか。
知事
そこは、国がGoToキャンペーンで準備しているようです。
記者
分かりました。あと、先ほど「第1号になってもとがめない」というお話でしたが、岩手県内の宿泊施設に限らず、一般の商店とかですと、県外の方お断りといったような貼り紙がされているようなところもまだあると思うのですけれども、そういった県外の人を受け入れる姿勢について、知事はどのようにお考えでしょうか。
知事
県外か県内かで区別するのはしないでほしいと思います。ただ、感染対策に協力しない方については、それは別問題です。競馬の場外発売所でも、マスクをしてこられないという理由でお断りしたケースがありますし、あとは体温を測ることに協力しなかった人についても、そういう人がいたという報告を受けているのですけれども、やはり感染対策に御協力くださいという趣旨の呼びかけはしていいと考えます。
記者
分かりました。ありがとうございます。それに関連してなのですけれども、一時期、県外のナンバーの車に対して、嫌がらせがありまして、それに対して、「県外ナンバーだけれども、県内在住者です」といったようなステッカーが、行政のレベルでも配られたりとかということがありました。それは一方で、県内在住者ということを強調することによって、県外在住者に対する偏見ですとか、感染しているのではないかという偏見ですとか、そういった県外在住者を白い目で見るというようなことを助長するという作用もあるかと思います。知事が県をまたぐ往来の自粛ということをおっしゃったことに端を発していると思うのですけれども、知事はどのようにお考えでしょうか。
知事
自分が新型コロナに感染するかもしれない、ということをとても恐れる気持ちはよく分かります。ワクチンや特効薬がない中では、命に関わる可能性というものが確かにあるわけですから、突き詰めて考えると、やはり怖いという気持ちが強く出るのはあると思います。
一方、岩手県は、県外から来た人、県外からこれから来る人たちに大変お世話になっている県でもあります。東日本大震災津波からの復興がそうですし、岩手の経済も多くの部分で県外の人たちが活躍しています。
コロナウイルスの感染を恐れる気持ちについては、それは理解しますけれども、同時に県外の人も県内の人も同じ人間で、病気になれば苦しいし、死ぬのが怖い、同じ人間として、そこは力を合わせて感染対策に、協力し合い努めるように呼びかけたいと思います。
記者
最後に1点、前回の知事会見のときにも質問があったかと思うのですけれども、文化芸術の点で、今回の補正予算にも、特に文化芸術にということで政策は打ち出されなかったわけですけれども、やはり県民の幸福度を高めるという意味では、まさに憲法25条に健康で文化的な生活を保障するとありますように、やはり文化というのは重要な側面だと思うのですけれども、この点について知事は今後何か補償とか、経済的な支援を打ち出していくということはお考えでしょうか。
知事
文化、スポーツの関係の皆さんとも、県として組織的に色々な意見交換をしています。今は学校関係への支援や経済関係への支援が間接的に文化、スポーツへの支援になるという形です。生活支援も間接的にそうなります。意見交換を続けながら、必要な政策があれば、今後においてもそれは、必要と判断すれば、新たに取っていきたいと思います。
記者
ちょっと話はがらっと変わって、国政の話なのですけれども、先日、国民民主党県連の定期大会で、次期衆院選を踏まえて、野党共闘での県内全小選挙区勝利ということを今年度の活動方針に決めました。一方で、秋口の衆院解散の可能性という情報もささやかれつつありますが、知事は次期衆院選についてどのように現時点で見ていらっしゃいますでしょうか。
知事
衆議院選挙は、できるだけ任期満了に近いほうがいいと思います。新型コロナウイルスで追加的に選挙を、予定にない選挙をやるというのは、あまり好ましくないと思います。
記者
そうすると、現時点では政権に対してはコロナ対策に集中していただきたいというようなところでしょうか。
知事
民意を問いたいということがあれば、そういう自民党、公明党に代表されている以外の民意を代表している野党も入れた連立政権をつくり、あるいは閣外協力を求めるという形で、民意を確かめながら国政を進めることが今求められていると思います。
記者
私も選挙のことで、そうはいってもやはり地方選挙は、任期満了が今来て、このコロナ禍の中でどうしても執行されなければいけないものがあって、今週ですと東京の都知事選が告示されます。地方選に関しては、場合によっては震災のときに任期延長という方法もありましたが、今のところ政府というか、国、国会のほうでもそういう決断はされていませんが、こういう状況での選挙が行われるということに対しては、知事は肯定的でしょうか、否定的なのでしょうか。
知事
東日本大震災津波のときは、住所が確定できない人が多かったのです。今はそういう事情はあまりないのだと思います。
記者
選挙運動の制限、あるいは新しい生活様式にのっとった運動は考えていかなければいけないけれども、今おっしゃったようなことを踏まえると、任期満了が来たものはやはり住民の信を問う、審判を仰ぐ選挙は行われてしかるべきという捉え方でしょうか。
知事
選挙は、予定どおりやるのが基本だと思います。ただ、選挙人登録、住所が確定して、そこで投票する権利も確定するという基本が難しい状況であれば、それは選挙延期も考えられますが、今はそうではないと思います。
記者
都知事選について、4年前もお聞きしたので、改めて今回また小池さんが出たり、今日、山本太郎さんが表明されましたけれども、日本の首都東京の都知事選、知事はどのように見ていきたいというか、どういうところに注目したいと思っているか、教えていただければと思います。
知事
東京都知事選挙というのは、誰が立候補するのか、直前にならなければ分からないというのがいつものパターンですね。これは、選挙としては好ましいことではありません。2年ぐらいかけて有権者に政策を伝え、また有権者から意見を聞いて公約を練り上げて、2年ぐらいかけて選挙に臨むというのが民主的なやり方だと思います。
記者
では、告示後にいろんな論戦が始まってみて、どうだったかまた改めて聞きたいと思います。ありがとうございます。
広聴広報課
それでは、以上をもちまして記者会見を終わります。
次回記者会見
次の知事定例記者会見は6月23日(火曜日)の予定です。
留意事項:コロナウイルス感染者発生状況等により変更する場合があります。
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