16 天然ほや飯
市町村:洋野町、種市
氏名・団体名等:庭 静子(食の匠)
料理の紹介
ほやは東北以北の沿岸沿いに広く分布していると考えられるが、天然ものは深水20メートルから30メートルぐらいの海底に生息しており、潜水技術がないと捕れない。種市には昔から伝統産業「南部もぐり」がある。立派にその技術が受け継がれており、その潜水技術により天然ほやを食べることができる。このほやの美味しさ(風味)をとばさないように、混ぜご飯にしている。
作り方
材料(3人分)
- 米 2合
- ほや(小) 3個(身だけで約150グラム)
- 白ゴマ 少々
- 大葉 4枚から5枚
- 調味料 30cc
調味料(1カップ分)の材料
(注)調味料は1カップ分作り、そのうち30ccを使用する。
- しょうゆ 2分の1カップ
- みりん 4分の1カップ
- 水 1カップ
- 砂糖 大さじ2
- かつお節 15グラム
作り方
調味料(1カップ分)
- 鍋にみりんを入れ煮立たせる。
- 水・しょうゆ・砂糖・かつお節を加えて弱火にする沸騰してから2分から3分程度煮る。
- 火を止めてザルなどでつゆをこし、冷ます。
ほや飯
- ごはんを普通の水加減で炊く。
- ほやを5ミリから1センチ角の食べやすい大きさに切り、さっと湯通しする。
- しっかりと水切りをしたら、1分位ほやを調味料(30cc)につける。
- 炊きたてのご飯に、白ゴマ、千切りにした大葉、3のほやをつけておいた調味料ごと混ぜ合わせれば出来上がり。
料理のポイント
- ほやは、からをむいて使い、からの中の水は捨てないでその水で身をきれいにする。身は水道水で洗わない。
- ほやは、湯通しするだけ。ゆで過ぎないようにすること。(ゆで過ぎるとパサパサになり、風味がなくなる)湯通しして、すぐめんつゆにつけ、すぐご飯と混ぜることで、ほやの風味を逃がさない。
- お米は直火で炊くとより美味しくなる。
- ほや飯は冷凍で1ヶ月くらい保存することができる。
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