てん(ところてん)(洋野町種市)
料理の紹介
天草を煮て作るところてんは、年中食べるが、特にもお盆のときに作ってお供えする習慣がある。
原料の天草は初夏にとれ、真水で洗いザル(すのこ)の上に広げて1ヶ月ほど天日干しをする。岩がついている場合があるので、かなづちで叩いて岩を取り除く必要がある。乾燥すれば常温で保存ができる。
作り方
材料(25cm角の容器分)
- 天草 50g
- 酢 大さじ1
お好みで
- 酢じょうゆ
- 黒みつ 等
作り方
- 天草は水につけて洗い、30分くらい水につけて戻しておく。
- なべに(1)と水2ℓに酢大さじ1を加え、火にかける(酢を加えると煮やすくなる)。
- 沸騰したら中火にして20分くらい煮る。
煮つめる目安は、少量を小皿にとってみて、水で冷やして固まればよい。 - 3をさらし袋で濾す。
- 4を型に入れ、固まったら千切りにして酢しょうゆなどでいただく。
料理のポイント
- 昔は同じ天草を使って3回煮てところてんを作った。2回目、3回目は水を少なくし、新しい天草を少し加える。ところてんを凍らせたのが棒寒天で、粉末にしたものが寒天粉になる。
- 寒天は冷めれば固まり、こりこりとした食感がある。口当たりはゼラチンの方が良いが気温が高いと溶け出す。
- 刺し身状に切ってしょうゆやみそに漬けて食べても美味しい。角切りにして果物やみつ豆と和えても良い。
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