うきうきだんご(野田村)
料理の紹介
きび粉で作っただんごを、あずき汁に入れて煮たもので、煮えるとだんごが浮いてくることから、「うきうきだんご」と名付けられたといわれる。
神々に対する感謝や祈りの気持ちを託す供えものとして作られた郷土料理である。
作り方
材料(4人分)
- たかきび粉 150グラム
- もち粉 100グラム
- 熱湯 約1カップ
- あずき 1カップ
- 砂糖 100グラム
- 塩 小さじ2分の1
- 水 5カップ
作り方
- 鍋にあずきとたっぷりの水を入れ強火にかけ、煮立ったらあずきを
ザルにあげ湯を全部捨てる。 - あずきを鍋に戻し水5カップを加え中火で煮る。
- 軟らかくなったら、木杓子で半つぶしにし、減った分の水を足し(最初に鍋に入れた水の高さを確認しておく)、あずき汁の硬さを調製する。
- 砂糖を加えたら手を休めず木ベラで鍋底から混ぜる。
- 塩を加えて味を調える。
- きび粉は熱湯を加えたら箸などでよくこね、ある程度まとまりだしたら熱いうちに手でこねる。直径2.5センチぐらいの球状に丸め、真ん中を人差し指で押して凹みをつけ、煮たっているあずき汁の中に入れる。
- だんごが浮き上がったら火を止める。
料理のポイント
- 真ん中のへこみがあることから「へっちょこ(へその方言)」とも呼ばれる。
- あずき汁は砂糖入れると焦げ付きやすくなるので、火にかけている間は手を休めず混ぜること。
- 昔はたかきび粉だけで作られていたが、もち粉を加えることで硬くなりにくくもちもちしただんごに仕上がる。
- 好みで砂糖の量を加減しあずき汁の甘さを調製する。白砂糖の代わりにざらめを使うとすっきりした甘さになる。
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